SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和7年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア磁気テープに最初のデータを書き込む前に磁気情報をチェックし,データが記録された磁気テープであった場合はエラーメッセージを表示することによって,磁気テープの交換ミスに気付かせるようにする。
- イ十分な記憶容量をもつ外部ディスク装置にバックアップ先を変更することによって,磁気テープへのバックアップ作業を不要にする。
- ウ既にデータが記録されている磁気テープに目印となるシールを貼っておくことによって,磁気テープの交換ミスを起こりにくくする。
- エデータが記録された磁気テープを書込み禁止状態にしておくことによって,磁気テープの交換ミスをしてもバックアップデータが書き込めないようにする。
解き方のヒントを見る
原理を区別するための着眼点
各選択肢を個別の名称や印象で判断せず、対策が人の認知や行動のどの段階に働きかけるものとして説明されているかに注目し、目的と作用点の対応を丁寧に整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、対策の効果を「人が気をつけること」に置くのか、それとも作業の進み方や環境との関係に置くのかを、問題文の表現と対策の目的に沿って確認してください。
視点
ヒューマンエラー対策を考えるときは、対策の名前を覚えるよりも、どの場面で人の判断や行動に影響を与えようとしているのかという視点で整理します。説明の対象と働きかける段階を対応づけて読み取りましょう。
確認ポイント
- 対策が働きかける対象を、問題文の表現に沿って確認する。
- 人の判断・行動・作業環境のどこに焦点が置かれているかを読む。
- 名称の印象ではなく、説明されている目的と作用する段階を照合する。
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正答はイ。バックアップ先を十分な容量の外部ディスク装置へ変更し、磁気テープへのバックアップ作業そのものを不要にしているため、排除に該当する。
理由
エラープルーフ化の「排除」は、誤操作の原因となる作業や工程をそもそも実施しないようにする原理です。イはバックアップ先を外部ディスク装置へ変更し、磁気テープの交換作業を不要にしているため該当する。
比較
アは記録済みテープを検出して知らせるので異常検出、ウはシールで識別しやすくするので容易化、エは書込みを防いで損失の影響を抑えるので影響緩和に当たる。
選択肢ア
これは不正解だよ。磁気情報を確認し、記録済みの場合にエラーメッセージを表示する対策は、誤ったテープを使ったことを検出して知らせるものである。磁気テープ交換作業そのものをなくすのではないため、「排除」ではなく異常検出に該当する。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。十分な記憶容量をもつ外部ディスク装置へバックアップ先を変更することで、磁気テープへのバックアップ作業と交換作業を不要にしている。ミスの発生源となる作業自体をなくす対策なので、エラープルーフ化の「排除」に該当する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。既にデータが記録されている磁気テープへ目印のシールを貼る対策は、使用するテープを識別しやすくして交換ミスを起こりにくくするものである。磁気テープ作業をなくす対策ではないため、「排除」ではなく容易化に当たる。
選択肢エ
これは不正解だよ。データが記録された磁気テープを書込み禁止状態にすることで、誤交換が起きてもバックアップデータを書き込めないようにし、データ損失の影響を抑えている。作業を不要にする「排除」ではなく影響緩和に該当する。
学習のポイント
排除は、ミスが起きる作業を改善するのではなく、その作業自体をなくす考え方です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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