SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和7年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び,緊急時には互いのシステムを貸し借りして,サービスを復旧させる。
- イ緊急時にはバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し,サービスを復旧させる。
- ウ常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムに切り替えて直ちにサービスを復旧させる。
- エバックアップシステムを起動しておき,緊急時にはバックアップシステムに切り替えて,データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧させる。
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復旧方法を比べるための観点
選択肢を読むときは、復旧方法を単独で評価せず、何をどの時点まで戻すことを目指すかという観点に絞って、業務への影響との関係を整理しましょう。用語の印象だけで判断せず、前提と目的の対応を確認することが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、復旧手段の名称を覚えているかではなく、求められる復旧の目標と、許容される停止や損失の条件がどう結び付くかを読み取り、条件同士の関係を丁寧に確認することに集中しましょう。
視点
復旧方法を比較する際は、保護対象、復旧までの目標、運用上の制約を同じ基準で並べ、設問が重視する条件との対応を確認します。名称から連想して決めず、目的と前提の組合せを丁寧に読み取るのが基本です。
確認ポイント
- 設問が示す復旧の目的や優先順位を確認する
- 許容される停止時間とデータ損失の条件を読み取る
- 運用負荷や準備範囲など、比較の前提を整理する
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正解
エ
解説
ウォームスタンバイは、バックアップシステムをあらかじめ起動しておき、緊急時の切替後にデータを最新状態へ更新してからサービスを復旧する方式です。
理由
ウォームスタンバイでは、バックアップシステムを起動した状態で待機させるため、緊急時に持ち込んで一から立ち上げる方式より復旧を早められる。一方、切替直後にデータを最新状態へそろえる処理を行ってからサービスを再開する。
比較
常時データ同期済みで直ちに切り替えられる方式は、ウォームスタンバイより準備が進んだホットスタンバイに相当する。外部組織との相互利用や、障害発生後に機器を持ち込む方式とは、平常時の備えが異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。外部の企業や組織と協定を結び、緊急時に互いのシステムを貸し借りする方法は、相互に利用できる別組織の設備を活用する方式である。自組織のバックアップシステムをあらかじめ起動しておくウォームスタンバイの説明ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。緊急時にバックアップシステムを持ち込んでからシステムを再開する説明は、障害発生まで待機設備を稼働状態にしていない方式を示している。あらかじめバックアップシステムを起動しておくウォームスタンバイとは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。常にデータの同期が取れているバックアップシステムへ緊急時に切り替え、直ちにサービスを復旧する説明は、切替後のデータ更新を必要としない方式である。ウォームスタンバイの説明よりも準備が進んでいる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。バックアップシステムを起動して待機させ、緊急時にそこへ切り替えた後、データを最新状態にする処理を行ってからサービスを復旧させる流れは、ウォームスタンバイの特徴に合っている。
学習のポイント
コールド、ウォーム、ホットの待機状態と復旧手順の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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