SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和7年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア稼働環境へのリリースの展開後,影響を受けたCIのベースラインをとる。
- イ顧客は,業務への影響を考慮して,緊急リリースを含むリリースの種類及び頻度を定義する。
- ウリリースの成功又は失敗の分析から導き出された結果及び結論は記録し,改善の機会を特定するためにレビューする。
- エリリースは,文書化した受入れ基準に基づいて検証し,正しく展開されたことを確認した後に承認する。
解き方のヒントを見る
要求事項を整理する視点
リリースや展開に関する要求を読むときは、作業の細部ではなく、管理上の対象範囲や関係のつながりに注目し、設問全体の視点を整理して捉えましょう。
この問題で問われていること
この問題では、個別の技術操作を覚えているかではなく、要求事項がどの管理上の範囲を扱っているかという一点に絞って、設問の文脈と照らし合わせて確認してください。
視点
要求事項を読む際は、用語の印象だけで判断せず、誰のための、どの範囲の管理を述べているのかを文脈から整理します。
確認ポイント
- 要求事項が扱う管理上の対象範囲を確認する
- 文中に示された関係者や時点だけを根拠にする
- 技術操作の細部ではなく管理上の視点に照らして読む
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
リリース及び展開管理では,リリースの成功又は失敗から得た結果と結論を記録し,改善の機会を特定するためにレビューすることが要求事項に含まれる。したがって,この内容を述べるウが適切です。
理由
リリース及び展開管理は,単にリリースを実施するだけでなく,成功又は失敗の分析結果を記録し,その内容をレビューして改善の機会を特定することまで含む。選択肢ウはこの要求事項をそのまま示している。
比較
アはベースライン取得の時点,イは要求事項を定義する主体,エは検証・承認・展開の順序に問題がある。各選択肢は,内容の一部だけでなく,主体と実施時点を含めて判断する。
選択肢ア
これは不正解だよ。稼働環境への展開後に影響を受けたCIのベースラインをとるとしているが,ベースラインは展開後の状態を記録するためだけのものではなく,リリース前の構成を基準として管理する観点が必要である。提示された時点の順序が要求事項と合わない。
選択肢イ
これは不正解だよ。リリースの種類や頻度は,顧客が単独で定義するものではなく,サービス提供側が業務への影響などを考慮して管理する事項である。選択肢は,要求事項を定める主体を顧客としている点が不適切である。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。リリースの成功又は失敗の分析から得られた結果と結論を記録し,改善の機会を特定するためにレビューするという内容は,リリース及び展開管理における要求事項に合致する。実施後の評価を継続的改善へ結び付けている。
選択肢エ
これは不正解だよ。リリースは文書化した受入れ基準に基づいて検証するが,選択肢は正しく展開されたことを確認した後に承認するとしている。承認は展開後の確認を待って行うものではなく,示された検証・展開・承認の順序が不適切である。
学習のポイント
主体,作業の順序,展開後のレビューと改善へのつながりを確認する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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