SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問21
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア処理能力を超えてフレームを受信する可能性があるとき,一時的に送信の中断を要求し,受信バッファがあふれないようにする。
- イ接続相手のNICが対応している通信規格又は通信モードの違いを自動的に認識し,最適な速度で通信を行うようにする。
- ウソフトウェアでNICをエミュレートし,1台のコンピュータに搭載している物理NICの数以上のネットワークインタフェースを使用できるようにする。
- エ一つのIPアドレスに複数のNICを割り当て,負荷分散,帯域の有効活用,耐障害性の向上などを図る。
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構成を比較するための着眼点
この問題では、用語の印象だけで判断せず、複数の構成を比べるときに何を目的とし、どの条件を満たすかを整理する視点を身につけましょう。説明の中心と周辺を分けて読むことも意識します。
この問題で問われていること
一つの観点として、示された説明が想定する目的と、実際に評価すべき条件の対応関係に注目し、表現の細部より全体の要件を確認してください。目的から離れた情報に判断を引っ張られないようにします。
視点
構成を考えるときは、まず達成したい目的を一つに定め、その目的に関係する条件、制約、評価軸を順に分けて整理します。説明の一部だけで結論を出さず、目的と条件の組み合わせが一貫しているかを確かめることが大切です。
確認ポイント
- 説明が前提としている目的は何かを、周辺の表現に惑わされずに確認する。
- 目的の達成を判断するため、どの条件や制約が関係するかを整理する。
- 目的・条件・評価軸の対応に矛盾がないかを、全体として見直す。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
NICのチーミングは、複数の物理NICを一つの論理的な接続として組み合わせ、負荷分散や帯域の有効活用、障害発生時の通信継続性向上を実現する機能です。
理由
一つのIPアドレスに複数のNICを割り当てて協調動作させると、通信負荷を分散したり、複数回線の帯域を有効に使ったりできる。また、構成によっては一部のNICに障害が発生しても通信を継続しやすくなる。
比較
アは受信側のバッファあふれを防ぐためのフロー制御、イは通信規格や速度などを調整する自動ネゴシエーション、ウは物理NICとは別に論理的なインタフェースを提供する仮想化の説明です。
選択肢ア
これは不正解だよ。処理能力を超えるフレームを受信しそうな場合に送信元へ一時停止を求め、受信バッファのあふれを防ぐ機能はフロー制御の説明である。複数のNICを組み合わせて負荷分散や冗長化を行うチーミングとは異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。接続相手のNICが対応する通信規格や通信モードを自動認識し、適切な通信速度を選ぶのは自動ネゴシエーションの説明である。複数のNICを一つの論理接続として利用するチーミングの説明ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ソフトウェアでNICをエミュレートし、物理的に搭載されたNICの数を超えるインタフェースを利用するのは、仮想NICなどの説明である。複数の物理NICを協調させるチーミングとは目的が異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。NICのチーミングは、一つのIPアドレスに複数のNICを割り当てて協調動作させる機能である。通信負荷の分散、帯域の有効活用、NIC障害時の耐障害性向上などを図れるため、設問の説明に合致する。
学習のポイント
チーミングと、フロー制御・自動ネゴシエーション・仮想NICを区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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