SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

令和6年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

クライアントサーバシステムの3層アーキテクチャを説明したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    アプリケーションに必要なGUIとAPIをプレゼンテーション層とファンクション層に分離したアーキテクチャであり,データベースサーバを独立させている。
  2. イ
    プレゼンテーション層,ファンクション層,データ層に分離したアーキテクチャであり,各層のOSは異なってもよい。
  3. ウ
    プレゼンテーション層とデータ層をミドルウェア層によって連係したアーキテクチャであり,各層をネットワークで接続されたコンピュータに分散する。
  4. エ
    プレゼンテーション層とファンクション層を結合し,データ層を分離したアーキテクチャであり,データベースサーバを効率的に運用できる。
解き方のヒントを見る

層の役割を切り分ける視点

各層が担う仕事と、層どうしの受け渡しに注目し、処理の流れを一続きに捉えず、役割・責任・依存関係を分けて確認することが整理の出発点です。名称だけで判断せず、境界を意識しましょう。

この問題で問われていること

一つの視点として、各層の責任範囲がどこで区切られ、隣接する層へ何を渡す想定になっているかを、問題文の説明と照らして確認しましょう。層の数や呼び名より、役割の境界に注目します。

視点

層構成を考えるときは、利用者から見える処理の流れを、担当する責任の境界ごとに分けて眺めます。各部分が何を担当し、どの部分と関係するかを整理すると、説明の対応関係を落ち着いて比較できます。

確認ポイント

  • 各層について、担当する責任の範囲がどこまでかを確認する。
  • 層と層の間で、処理の流れや役割の受け渡しがどう説明されているかを見る。
  • 一つの層に複数の責任を混ぜて捉えていないか、境界を再確認する。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

三層アーキテクチャは、プレゼンテーション層、ファンクション層、データ層に分離して構成する方式です。各層は役割によって分けられるため、層ごとに異なるOSを採用することもできる。

理由

正しい説明は、プレゼンテーション層、ファンクション層、データ層に分離するというものです。前者は画面表示や入出力、中央は業務処理、後者はデータ管理を担当します。各層は役割を基準に分けられるため、実装環境やOSが同一である必要はありません。

比較

三層化の本質は、GUIとAPIの単純な分離や、データベースサーバだけの独立ではありません。また、必ずミドルウェア層を追加することや、特定の配置方法、データベース運用上の効果だけを定義するものでもありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。三層アーキテクチャは、GUIとAPIをプレゼンテーション層とファンクション層に分けるだけの構成ではない。データ層を含め、画面表示、業務処理、データ管理という三つの役割に分離する点が重要であり、この選択肢は分離の説明が不十分である。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。三層アーキテクチャは、プレゼンテーション層、ファンクション層、データ層に分離した構成である。各層は役割ごとに分けられているため、層ごとに異なるOSを採用することも可能であり、選択肢の説明と一致している。

選択肢ウ

これは不正解だよ。三層アーキテクチャの基本は、プレゼンテーション層、ファンクション層、データ層という役割分担である。この選択肢はファンクション層を示さず、ミドルウェア層による連係やコンピュータへの分散を中心に説明しているため、三層の定義として適切ではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。三層アーキテクチャでは、プレゼンテーション層とファンクション層を結合するのではなく、画面表示、業務処理、データ管理の役割を分離して構成する。この選択肢は二つの層を結合するとしており、三層化の考え方と反している。

学習のポイント

三層それぞれの役割と、層の独立性を正確に理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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