SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア1
- イ2
- ウ3
- エ4
解き方のヒントを見る
作業短縮後の余裕を考える視点
作業時間の変更が工程全体の余裕に及ぼす影響を考えるときは、対象作業だけでなく、前後の関係と全体の制約を順に確認し、変化の伝わり方を整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの作業を短縮した結果を判断する前に、その作業が工程のどのつながりに属し、全体の進行を左右する位置にあるかを見極め、周囲への影響範囲を整理することに集中してください。
視点
作業時間の変化は、単独の値だけでなく、作業間の依存関係や工程全体の遅れにくさとの関係で捉えます。まず影響範囲を限定し、変更前後を同じ観点で比較します。
確認ポイント
- 短縮対象の作業が、前後のどの作業と結び付いているかを確認する
- 変更の影響が局所的か、後続を通じて全体に及ぶかを整理する
- 変更前後で、工程全体の余裕を同じ基準で比較する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
短縮前はプロジェクト所要日数が17日で、作業Fの総余裕は4日です。Dを2日、Jを1日短縮すると所要日数は15日となり、作業Fの総余裕は3日になるため、減少日数は1日です。
理由
短縮前のクリティカルパスはA-D-I-Jで、所要日数は3日+4日+6日+4日=17日です。作業FはBの完了後に開始でき、Fを含む経路の余裕を後続作業Jまで考えると、総余裕日数は4日となる。
比較
Dを2日、Jを1日短縮すると、A-D-I-Jは3日+2日+6日+3日=14日となる。一方、B-E-I-Jは3日+3日+6日+3日=15日で、全体所要日数は15日です。作業Fの完了期限も短縮の影響を受け、総余裕は3日となる。したがって、式は4日-3日=1日です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。短縮前のプロジェクト所要日数は17日で、作業Fの総余裕日数は4日である。Dを2日、Jを1日短縮した後は所要日数が15日となり、作業Fの総余裕日数は3日になるため、減少量は4日-3日=1日である。
選択肢イ
これは不正解だよ。2日は、Dの短縮日数そのものに着目した値であり、作業Fの総余裕日数の変化ではない。Jの1日短縮も含めて経路全体を再計算すると、作業Fの余裕は4日から3日となり、減少量は1日である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。3日はJを1日短縮した後の作業Jの所要日数、または短縮後に成立する経路の一部の値と混同したものと考えられる。作業Fの総余裕は短縮前後の差で求めるため、4日から3日への変化は1日である。
選択肢エ
これは不正解だよ。4日は短縮前における作業Fの総余裕日数であり、短縮によって減少する日数ではない。短縮後の総余裕日数は3日なので、短縮前の4日との差を取ると、減少量は1日となる。
学習のポイント
クリティカルパス短縮後に、別の経路が新たな制約になる点を確認する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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