SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア重要なステークホルダを特定するために,社外の人だけをステークホルダ登録簿に記載する。
- イステークホルダに公平に対応するために,ステークホルダ登録簿には登録したステークホルダの重要度を付けない。
- ウステークホルダのニーズや期待の変化に対応するために,ステークホルダ登録簿の内容を継続的に更新する。
- エステークホルダの利害及び関係に関連する情報を漏れなく記載するために,プロジェクトをある程度進めてからステークホルダ登録簿を作成する。
解き方のヒントを見る
情報の整理で前提をそろえる
情報の整理に関する学習では、判断の前提がそろっているかに注目しましょう。用語の印象だけで結論を急がず、示された条件と自分が補った想定を分けて捉えることが、考えを整理する手掛かりになります。
この問題で問われていること
判断するときは、その考えがどの条件を前提にしているかを確かめましょう。明示された内容と、経験や思い込みから足した内容を区別し、検討の途中で前提を入れ替えていないかに意識を向けてください。
視点
前提とは、考えを進める際の出発点となる条件です。理解を助けるために補った想定も、示された条件と同じものとして扱っていないかを意識すると、判断の根拠を整理しやすくなります。
確認ポイント
- 判断の前提となる条件を確認できているか
- 自分で補った想定を条件と混同していないか
- 検討の途中で前提が変わっていないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウです。ステークホルダのニーズや期待は変化するため、登録簿にも把握した変化を反映する必要があります。登録簿は早い段階で作成し、社内外の関係者やその重要度を把握して、継続的に更新します。
理由
ウは、ステークホルダのニーズや期待の変化に対応するため、登録簿の内容を継続的に更新すると述べています。登録簿を作成した時点の情報が、その後も実情に合っているとは限りません。把握した変化を反映することで、現在の状況に応じた対応を検討できます。
比較
アは登録対象を社外の人だけに限定しており、社内の重要な関係者が抜けます。イは公平な対応を理由に重要度を付けないとしていますが、対応を検討するには関係者の重要度も把握する必要があります。エは情報を漏れなく記載するために作成を遅らせていますが、登録簿は早期に作成し、その後に情報を補っていくことが適切です。
選択肢ア
これは不正解だよ。重要なステークホルダは社外の人に限られず、経営層やプロジェクトメンバなど社内にも存在します。登録対象を「社外の人だけ」に限定すると、プロジェクトに影響を与える社内の関係者を把握できなくなるため、重要なステークホルダの特定に適した方法ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。公平に対応することと、ステークホルダの重要度を付けないことは同じではありません。関係者の影響力や関心の程度を把握し、対応の優先順位や方法を検討する必要があります。重要度を付けないという扱いでは、その検討に必要な情報が不足します。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ステークホルダのニーズや期待は、プロジェクトの進行などによって変化することがあります。作成時の情報だけで対応を判断すると、現在の状況とのずれが生じます。そのため、登録簿の内容を継続的に更新し、把握した変化を反映することが適切です。
選択肢エ
これは不正解だよ。ステークホルダ登録簿は、プロジェクトの早い段階で作成し、関係者との対応に活用します。情報を漏れなく記載するために作成を遅らせると、初期の利害や関係を把握する機会を失います。最初に把握できた情報で作成し、不足する内容はその後に補うことが適切です。
学習のポイント
登録対象の範囲、重要度を把握する意味、作成時期と更新の必要性を理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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