SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業務データ量の増加傾向を把握し,ディスク装置の増設などを計画して実施する。
- イシステム開発の設計工程では,主に論理データベース設計を行い,データ項目を管理して標準化する。
- ウシステム開発のテスト工程では,主にパフォーマンスチューニングを担当する。
- エシステム障害が発生した場合には,データの復旧や整合性のチェックなどを行う。
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役割の境界を整理する視点
名称の印象だけで判断せず、誰がどの範囲の判断を担い、どの成果やリスクに責任を持つ役割なのかを、問題文の条件に沿って整理して比べましょう。さらに、日常の運用と全体方針のどちらに重心があるかも確認します。
この問題で問われていること
この問題では、各役割を個別の作業名で覚えるのではなく、判断の対象・影響する範囲・責任の置かれ方という同じ軸で並べ、記述との対応を慎重に確認することに集中してください。
視点
役割を比較するときは、名称や肩書きから連想せず、問題文に書かれた目的、判断の範囲、責任の所在を共通の観点で整理します。複数の記述を同じ軸に置くことで、表現の似ている部分と異なる部分を落ち着いて確認できます。
確認ポイント
- 問題文で示された判断や責任の対象を、役割ごとに同じ観点で抜き出す
- 影響範囲が個別の作業か、より広い管理単位かを、記述に即して確認する
- 実施担当と方針・統制に関する記述が混同されていないかを見直す
正解と解説を見る
正解
イ
解説
DAは業務データの内容や構造を全体的に管理する立場であり、論理データベース設計やデータ項目の標準化を担う。物理的な運用管理は主にDBAの役割です。
理由
DAは組織で扱うデータの定義、意味、項目、関係などを整理し、データの一貫性や標準化を図る。したがって、設計工程で論理データベース設計を行い、データ項目を管理する説明が適切です。
比較
ディスク増設や性能調整、障害時の復旧・整合性確認は、データベースの物理的な運用や保守に関する業務であり、主にDBAの担当範囲に当たる。
選択肢ア
これは不正解だよ。業務データ量の増加傾向を把握すること自体は管理上の検討事項になり得るが、ディスク装置の増設を計画して実施するのは、データベースの物理容量やシステム運用に関する業務である。DAの中心的な役割とは異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。DAは業務データの意味や定義、データ項目、論理的な構造を管理する役割を担う。設計工程で論理データベース設計を行い、データ項目を管理して標準化する説明は、DAの役割に合致している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。パフォーマンスチューニングは、データベースの応答性能や物理構成、アクセス方法などを調整する技術的な運用業務である。システム開発のテスト工程におけるDAの主な役割を示したものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。障害発生時のデータ復旧や整合性のチェックは、データベースのバックアップ、復旧、障害対応に関する運用業務である。データの定義や標準化を担うDAの役割ではなく、主にDBA側の担当である。
学習のポイント
DAとDBAの違いを、論理面と物理・運用面の対比で理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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