SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア95.52
- イ95.70
- ウ99.52
- エ99.63
解き方のヒントを見る
可用性計算を考える基本視点
可用性を扱う問題では、数値を処理する前に、対象期間、扱う事象、時間の単位、割合の表し方がそろっているか確認しましょう。条件同士の対応関係にも注目します。
この問題で問われていること
今回の確認点は、比較する値が同じ期間・同じ単位・同じ対象を表しているかです。問題文の条件を一つずつ対応づけ、単位や範囲の違いを見落とさないようにしましょう。
視点
数値や記号だけを先に処理せず、まず条件が何を測るためのものかを整理します。期間と対象を固定し、各値の単位や表現をそろえてから、問題文の定義との対応を確認します。
確認ポイント
- 対象となる期間と範囲が、すべての数値で一致しているか確認する。
- 時間や割合の単位が混在していないか、換算が必要か確認する。
- 稼働や停止などの扱いが、問題文の条件と同じ意味になっているか確認する。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
4月1日0時から6月30日24時までは91日間で、総提供時間は2、184時間です。計画停止84時間は合意済みのため分母から除外し、故障停止10時間だけを実停止として扱う。したがって、サービス可用性は99.52%となる。
計算
評価期間は30日+31日+30日=91日、総時間は91日×24時間/日=2、184時間です。計画停止84時間を除いた合意済み提供時間は2、184−84=2、100時間、故障停止10時間を除いた実提供時間は2、100−10=2、090時間となる。可用性は2、090時間÷2、100時間×100=99.5238…%であり、小数第3位を四捨五入して99.52%となる。
比較
計画停止を分母から除外しない場合や、計画停止まで実停止として扱う場合は、分母または分子が変わるため別の値になる。問題文ではバージョンアップ停止84時間が計画停止として合意されているため、故障停止10時間だけを可用性低下として反映する。
選択肢ア
これは不正解だよ。95.52%は、評価期間91日間の総時間2,184時間、計画停止84時間、故障停止10時間を、正しい分母2,100時間と分子2,090時間で計算した結果ではない。計画停止の除外条件または停止時間の合計・単位の扱いが公式条件と一致しないため、この値にはならない。
選択肢イ
これは不正解だよ。95.70%は、故障停止10時間を含めた実提供時間2,090時間を、計画停止84時間を除外しない総時間2,184時間で割った値に相当する。計画停止は顧客と合意済みで、可用性の分母から除外する条件なので、分母の設定が異なる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。総時間は91日×24時間/日=2,184時間で、計画停止84時間を除くと評価対象は2,100時間となる。そこから故障停止10時間を差し引いた2,090時間を用い、2,090÷2,100×100=99.5238…%を小数第3位で四捨五入すると99.52%になる。
選択肢エ
これは不正解だよ。99.63%は、正しい評価対象時間2,100時間と実提供時間2,090時間からは算出されない。期間を91日間として数え、計画停止84時間を分母から除外し、故障停止10時間を差し引くという条件を同時に反映すると99.52%であり、提示値は時間の組合せが問題条件と一致しない。
学習のポイント
計画停止を除外した可用性計算の分母と分子を正確に区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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