SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

令和5年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ソフトウェアを開発するために,ローコード開発ツールを選定する。ツールを使って作成するプログラムには,ツールが提供する部品を組み合わせるだけで完成するプログラム(タイプ1プログラム)と,ソースコードを記述して作成するプログラム(タイプ2プログラム)とがある。表は,A~Dのツールを使ってソフトウェアを開発する場合の,タイプ1プログラム及びタイプ2プログラムのそれぞれのプログラム本数及び1本当たりの所要工数の見積りである。最も少ない工数で開発できるツールはどれか。
ローコード開発ツールA~Dについて,タイプ1・タイプ2プログラムの本数と1本当たり所要工数を示す表。
ローコード開発ツールA~Dについて,タイプ1・タイプ2プログラムの本数と1本当たり所要工数を示す表。

選択肢

  1. ア
    A
  2. イ
    B
  3. ウ
    C
  4. エ
    D
解き方のヒントを見る

見積り比較の着眼点

複数の開発方式を比べるときは、方式名の印象や単一の数値だけで判断せず、同じ前提にそろえたうえで、作業範囲と見積りの構成が比較可能かを確認する。特に条件の一致に注目する。

この問題で問われていること

各方式の数値をただ足し合わせる前に、何を工数として数えているか、対象範囲と前提がそろっているかを一つの観点として確認し、同じ基準で全体量を比べられる状態かを見極める。

視点

工数比較では、方式ごとの名称や一般的な印象よりも、見積りに含まれる作業の境界、前提条件、対象期間などがそろっているかを整理する。比較の単位を合わせてから全体像を見ることが重要。

確認ポイント

  • 各方式で工数に含める作業範囲が同じ基準になっているか確認する。
  • 見積りの前提条件や対象期間に違いがないか確認する。
  • 個別の数値を比べる前に、総量の比較単位がそろっているか確認する。
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

各ツールについて、タイプ1の本数と所要工数、タイプ2の本数と所要工数をそれぞれ乗算し、合計工数を比較する。Aは50本×0.5人日/本+5本×20人日/本=125人日、Bは50本×0.8人日/本+4本×20人日/本=120人日、Cは50本×1.0人日/本+3本×20人日/本=110人日、Dは50本×1.5人日/本+2本×20人日/本=115人日となる。最小はCです。

理由

タイプ1とタイプ2では、プログラム本数も1本当たりの所要工数も異なるため、それぞれを個別に掛け算してから合計する。Aは50本×0.5人日/本+5本×20人日/本=25人日+100人日=125人日、Bは50本×0.8人日/本+4本×20人日/本=40人日+80人日=120人日です。

比較

Cは50本×1.0人日/本+3本×20人日/本=50人日+60人日=110人日、Dは50本×1.5人日/本+2本×20人日/本=75人日+40人日=115人日となる。したがって、4ツール中で最も少ない総工数は110人日のCであり、正答はウです。

選択肢ア

これは不正解だよ。Aの総工数は、タイプ1が50本×0.5人日/本=25人日、タイプ2が5本×20人日/本=100人日で、合計125人日になる。最小工数ではなく、Cの110人日を上回っているため、Aを示すアは条件に合わない。

選択肢イ

これは不正解だよ。Bの総工数は、タイプ1が50本×0.8人日/本=40人日、タイプ2が4本×20人日/本=80人日で、合計120人日になる。Cの合計110人日より10人日多く、最も少ない工数という条件を満たさないため、Bを示すイは誤りである。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。Cの総工数は、タイプ1が50本×1.0人日/本=50人日、タイプ2が3本×20人日/本=60人日で、合計110人日になる。Aの125人日、Bの120人日、Dの115人日より少なく、4ツール中で最小である。

選択肢エ

これは不正解だよ。Dの総工数は、タイプ1が50本×1.5人日/本=75人日、タイプ2が2本×20人日/本=40人日で、合計115人日になる。Cの110人日より5人日多いため、最小工数のツールを示す選択肢にはならない。

学習のポイント

異なる種類の作業量を本数と単位工数から合算して比較する方法

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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