SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和5年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問20
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア顕在化したときにプロジェクトの目標に与える影響が大きいリスクはどれかを分析する。
- イ個々の選択肢とそれぞれを選択した場合に想定されるシナリオの関係を図に表し,それぞれのシナリオにおける期待値を計算して,最善の策を選択する。
- ウ時間の経過に伴うプロジェクトのパフォーマンスの変動を分析する。
- エ発生した障害とその要因の関係を魚の骨のような図にして分析する。
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分析技法を比較するときの着眼点
分析技法を整理するときは、名称や印象だけで判断せず、何を明らかにするための考え方か、どの場面で使うと比較しやすいかという目的との対応に注目し、根拠を分けて読み取りましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、各技法が対象のどの側面を捉えるために用いられるかを確認し、目的・対象・得られる示唆の関係を整理して、説明全体の整合性を慎重かつ丁寧に考えてください。
視点
技法を学ぶ際は、まず分析の目的と対象を切り分け、そのうえで入力となる情報、観察する関係、結果の受け止め方を整理します。個別の名称を暗記するより、目的に対してどの視点が適切かを落ち着いて確認することが大切です。
確認ポイント
- 目的と対象がどのように示されているか確認する
- 分析によって捉えたい関係や変化の範囲を整理する
- 結果を解釈するときの前提や限界を見落とさない
正解と解説を見る
正解
ア
解説
感度分析は、特定のリスクが発生した場合にプロジェクト目標へ及ぼす影響の大きさを調べ、重要なリスクを把握するための分析です。
理由
感度分析では、リスクや不確実な要因が変化したとき、プロジェクトの目標や成果にどの程度影響するかを評価する。影響の大きいリスクを識別し、対応の優先順位付けなどに役立てる。
比較
期待値で最善策を選ぶ説明は意思決定分析、時間経過による変動の分析は傾向や推移の分析、障害と原因を魚の骨状に整理する説明は特性要因図を用いた分析に該当する。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。感度分析は、あるリスクや不確実な要因が顕在化した場合に、プロジェクトの目標へどれほど大きな影響を与えるかを評価する技法である。影響度の高いリスクを把握し、対応の優先順位を検討する際に用いられる。
選択肢イ
これは不正解だよ。選択肢ごとのシナリオを整理し、各シナリオの期待値を計算して最善策を選ぶ説明は、意思決定分析に該当する。複数の選択肢と結果の組合せを比較する点が中心であり、リスクの影響度を評価する感度分析とは目的が異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。時間の経過に伴うプロジェクトのパフォーマンスの変動を分析する説明は、実績の推移や傾向を把握するための分析である。感度分析のように、特定のリスクや要因が目標へ及ぼす影響の大きさを評価する内容ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。発生した障害とその要因の関係を魚の骨のような図で整理するのは、特性要因図を用いた原因分析である。原因を体系的に洗い出す技法であり、リスクがプロジェクト目標へ及ぼす影響度を調べる感度分析とは異なる。
学習のポイント
感度分析と、意思決定分析・時系列分析・特性要因図の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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