SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和4年度春期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア自社に導入した業務システムに対する開発総費用とハードウェアの購入費用
- イハードウェア及びソフトウェアの導入から廃棄までの総費用
- ウハードウェア及びソフトウェアを導入から稼働させるまでの総費用
- エハードウェアの購入費用とヘルプデスク及び利用者教育などのテクニカルサポートに要する総費用
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総所有費用を整理する視点
総所有費用を考えるときは、導入時の支出だけでなく、利用を続ける間に発生する費用を時間軸で整理し、同じ前提で比較できるように区分を確認しましょう。初期と継続の境界にも注意します。
この問題で問われていること
この問題では、費用を一時的なものと継続的なものに分けて捉え、対象期間と費用の発生場面がそろっているかを確認することに集中しましょう。名称の印象ではなく、発生時点に注目します。
視点
費用項目を、発生する時期と目的の観点から整理し、比較対象の範囲や期間が一貫しているかを確認します。
確認ポイント
- 費用が発生する時期を区別する
- 対象期間と比較条件をそろえる
- 各項目の目的と扱いを確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
総所有費用(TCO)は、ハードウェアやソフトウェアを導入してから利用を終えて廃棄するまでの、保有・運用に関わる総費用を表します。購入費や開発費だけでなく、運用、保守、支援なども含めて考える。
理由
TCO(Total Cost of Ownership:総所有費用)は、システムを所有して利用する期間全体に発生する費用を合計したものだ。導入費用に加えて、運用、保守、サポート、更新、利用終了や廃棄に伴う費用なども対象になる。
比較
導入時点まで、または稼働開始までの費用だけでは、利用中に継続して発生する費用や、利用終了時の費用を含められない。また、特定の費用項目だけを挙げた説明も、総所有費用の範囲を十分に表していない。
選択肢ア
これは不正解だよ。開発総費用とハードウェアの購入費用だけに限定しており、ソフトウェアの導入費、運用・保守費、利用者支援費、利用終了時の費用などが含まれていない。TCOは特定の初期費用だけを合計する概念ではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。ハードウェア及びソフトウェアについて、導入から廃棄までのライフサイクル全体を対象に総費用を考えている。初期費用だけでなく、運用や保守、利用終了に伴う費用も含めて捉えられるため、TCOの説明として適切である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。導入から稼働させるまでの費用に対象を限定しており、稼働後の運用・保守費や、利用を終える際の更新・廃棄などに関する費用を含んでいない。TCOは稼働開始までの導入費用だけを示すものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。ハードウェアの購入費用と、ヘルプデスクや利用者教育などのテクニカルサポート費用を挙げているが、ソフトウェア費用や運用・保守費、利用終了時の費用が対象から外れている。項目の一部だけではTCO全体を表せない。
学習のポイント
TCOは初期導入費だけでなく、廃棄までのライフサイクル全体で捉える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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