SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア構成品目の総所有費用及び総減価償却費用の計算
- イ構成品目の特定,管理,記録,追跡,報告及び検証,並びにCMDBでのCI情報の管理
- ウ正しい場所及び時間での構成品目の配付
- エ変更管理方針で定義された構成品目に対する変更要求の管理
解き方のヒントを見る
構成管理活動を読む一つの視点
構成管理の活動を整理するときは、個々の作業名を暗記するより、何を管理し、どの時点で情報を扱い、次の判断にどうつながるかという目的の流れに注目します。問題文の記述をその観点で丁寧に照合しましょう。
この問題で問われていること
各記述について、作業そのものの名称ではなく、その活動が管理対象の情報に対して担う役割と、前後の活動との関係を確認することに集中してください。用語の印象だけで判断しないことが大切です。
視点
構成管理の活動を読む際は、対象となる情報がどの段階で扱われ、その結果がどのような確認や判断につながるのかを、活動同士の役割分担として整理します。
確認ポイント
- その活動が扱う情報の目的を確認する
- 活動の前後にある作業とのつながりを見る
- 名称の印象ではなく記述全体の役割を照合する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正答はイです。構成管理プロセスは、構成品目を特定して管理・記録・追跡し、その情報を報告・検証するとともに、CMDBに構成アイテム情報を維持する活動を担います。
理由
構成管理は、サービスを構成する項目を識別し、状態や関係を正確に記録して、必要な時点で追跡・検証できるようにするプロセスです。CMDBでCI情報を管理することも、この活動に含まれます。
比較
総所有費用や減価償却費用の計算は財務・資産管理の領域です。正しい場所や時間での配付は配付・展開の領域であり、変更要求の管理は変更管理の領域です。
選択肢ア
これは不正解だよ。構成品目の総所有費用及び総減価償却費用を計算する活動は、構成品目の識別や構成情報の維持を直接行うものではありません。費用や減価償却を扱う財務・資産管理に関する内容であり、構成管理プロセスの活動とはいえません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。構成管理プロセスでは、構成品目を特定し、管理、記録、追跡、報告及び検証を行います。また、構成アイテムであるCIの情報をCMDBで管理することも、構成情報を正確に維持するための構成管理の活動に該当します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。構成品目を正しい場所及び時間で配付することは、構成情報を識別・記録・追跡する活動ではありません。実際の配付や展開を適切に行うための活動であり、構成管理プロセスの中心的な活動とは異なります。
選択肢エ
これは不正解だよ。変更管理方針で定義された構成品目に対する変更要求を管理することは、変更の受付、評価、承認などを扱う変更管理の活動です。構成管理は変更要求そのものを管理するのではなく、構成品目とその情報を管理します。
学習のポイント
構成管理の目的と、費用管理・配付管理・変更管理との役割分担を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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