SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

令和元年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問3

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ITIL 2011 editionによれば,サービス・ポートフォリオとサービス・カタログの関係の説明のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    サービス・カタログは,サービス・ポートフォリオで管理するサービスのうち,稼働中の全てのサービスを記載したものである。
  2. イ
    サービス・カタログは,一つのサービス・ポートフォリオに対して一つであり,1対1に対応している。
  3. ウ
    サービス・ポートフォリオで管理するサービスのうち,稼働中及び開発中のサービスをサービス・カタログに記載する。
  4. エ
    廃止済みサービスは,顧客への告知のためにサービス・カタログには残すが,サービス・ポートフォリオからは削除する。
解き方のヒントを見る

文書の役割を整理する視点

文書同士の関係を考えるときは、各文書が何を定め、どの段階で参照され、後続の文書や活動にどうつながるかを、対象範囲・目的・利用場面に分けて丁寧に確認しましょう。

この問題で問われていること

一つの文書名や用語の印象で判断せず、示された文書ごとの目的・対象・利用場面を対応づけ、関係性を説明する軸が一貫しているか、文書間のつながり全体に注目してください。

視点

文書の関係は、名称の似ているかどうかではなく、管理対象・利用者・作成や更新の目的といった観点をそろえて比較すると整理しやすくなります。

確認ポイント

  • 各文書が扱う対象と目的を確認する
  • 文書が参照される場面や順序を整理する
  • 文書間のつながりを同じ観点で比較する
正解と解説を見る

正解

ア

解説

サービス・ポートフォリオはサービスのライフサイクル全体を管理する。一方、サービス・カタログは利用者に提供される稼働中のサービスを記載するため、両者は対象範囲と目的が異なる。

理由

ITIL 2011 editionでは、サービス・ポートフォリオは、提案・開発・稼働・廃止など、サービスのライフサイクル全体を管理する。一方、サービス・カタログは、顧客が利用できる稼働中のサービスを記載する。したがって、カタログはポートフォリオの一部を示します。

比較

サービス・ポートフォリオとサービス・カタログは、対象範囲も目的も異なる。ポートフォリオはサービス全体の管理に用いられ、カタログは提供中のサービスを利用者に分かりやすく示す。開発中や廃止済みのサービスを一律にカタログへ含めるとは考えない。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。サービス・ポートフォリオはサービスのライフサイクル全体を管理するのに対し、サービス・カタログはその中で現在提供され、利用可能なサービスを記載する。したがって、稼働中のサービスを対象とするという説明は、両者の関係を正しく表している。

選択肢イ

これは不正解だよ。サービス・カタログとサービス・ポートフォリオは、目的や記載対象が異なるため、必ず一つずつ対応する一対一の関係ではない。ポートフォリオが管理するサービス全体のうち、利用者へ提供する範囲をカタログで示すと考える。

選択肢ウ

これは不正解だよ。サービス・ポートフォリオは稼働中だけでなく開発中のサービスも管理するが、サービス・カタログは利用者が利用できる提供中のサービスを示す。開発中のサービスまで含めると、カタログの公開対象を広げ過ぎている。

選択肢エ

これは不正解だよ。廃止済みサービスは、サービス・ポートフォリオではライフサイクル上の履歴として管理されるが、通常のサービス・カタログに提供中のサービスとして残すものではない。また、ポートフォリオから削除するという説明も適切ではない。

学習のポイント

ポートフォリオ全体とカタログの公開範囲を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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