SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び,緊急時には互いのシステムを貸し借りして,サービスを復旧する。
- イ緊急時にはバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し,サービスを復旧する。
- ウ別の場所に常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムに切り替えて直ちにサービスを復旧する。
- エ別の場所にバックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムを起動して,データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
解き方のヒントを見る
復旧準備を見極めるための視点
バックアップサイトを比べるときは、名称の印象だけで判断せず、障害発生後にどの業務をどの程度の時間と手順で再開できる準備なのかに注目し、全体を丁寧に整理しましょう。
この問題で問われていること
確認の中心を、平常時から用意されている資源や設定と、実際の復旧開始後に追加作業が必要な範囲との関係に絞り、運用上の前提と制約を丁寧に確認します。
視点
復旧拠点の分類を覚えるだけでなく、設備・データ・手順・担当者など、再開に必要な要素がどの時点で利用可能になるかを切り分けて考えます。
確認ポイント
- 再開に必要な資源が、平常時からどこまで利用可能か確認する
- 障害発生後に必要となる準備や切替作業の範囲を整理する
- 復旧までの時間と、維持に必要な運用負担の関係を見直す
正解と解説を見る
正解
エ
解説
ウォームスタンバイは、別場所にバックアップシステムを準備しておき、障害発生時に起動してデータを最新状態へ反映した後、サービスを復旧する方式です。
理由
ウォームスタンバイでは、バックアップシステムをあらかじめ用意しておくが、通常時から完全に稼働し続けているとは限らない。緊急時に起動し、必要なデータ更新を行ってからサービスを再開する点が特徴です。
比較
常時データ同期済みで直ちに切り替える方式は、ウォームスタンバイよりも待機度が高い。一方、外部組織との相互利用や、設備を緊急時に持ち込む方式は、ウォームスタンバイとは異なる復旧形態です。
選択肢ア
これは不正解だよ。外部の企業や組織と協定を結び、緊急時に互いのシステムを貸し借りする方式は、相互援助による復旧の説明です。自組織が別場所に待機系を用意し、その起動とデータ更新で復旧するウォームスタンバイの特徴を述べていません。
選択肢イ
これは不正解だよ。緊急時にバックアップシステムを持ち込んで再開する説明は、通常時には復旧設備を別途配置していない形態を示しています。別の場所にシステムを準備し、起動後にデータを整えて復旧するウォームスタンバイとは、設備の準備方法が異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。別の場所のバックアップシステムと常にデータ同期を取り、緊急時に直ちに切り替える説明は、待機系が常時稼働に近い状態です。起動やデータ更新を経て復旧するウォームスタンバイより、準備度の高い方式を表しています。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。別の場所にバックアップシステムを用意しておき、障害時にそれを起動した後、データを最新状態にする処理を行ってサービスを復旧する流れは、ウォームスタンバイの特徴に一致します。常時同期して即時切替する方式とは区別されます。
学習のポイント
ホット、ウォーム、コールドなど、待機系の準備度と復旧手順の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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