SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業務データ量の増加傾向を把握し,ディスク装置の増設などを計画して実施する。
- イシステム開発の設計工程では,主に論理データベース設計を行い,データ項目を管理して標準化する。
- ウシステム開発のテスト工程では,主にパフォーマンスチューニングを担当する。
- エシステム障害が発生した場合には,データの復旧や整合性のチェックなどを行う。
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役割の境界を見極める視点
この問題では、名称の印象ではなく、誰がどの範囲の責任を担い、どの対象に対して判断や管理を行うのかという役割の境界に注目して整理しましょう。組織全体との関わり方も併せて確認します。
この問題で問われていること
選択肢を読むときは、担当する対象、責任を負う範囲、日常的な管理か方針レベルの判断かという三つの観点を同じ基準で照らし合わせ、役割の重なりと違いを整理することに集中してください。
視点
役割を区別する際は、管理対象の単位だけでなく、責任の及ぶ範囲、判断の時間軸、他の関係者との接点を確認します。用語の定義を暗記するより、各記述が示す責任の主体と対象を対応づけて読むことが大切です。
確認ポイント
- 各記述で、責任を負う主体が誰かを確認する
- 管理対象がどの範囲に設定されているかを整理する
- 判断や管理が及ぶ範囲と関係者との接点を照合する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
DAはデータ項目の定義や論理データベース設計,データ標準化を担う。ディスク容量の管理,性能チューニング,障害時の復旧などは,データベースを技術的に運用するDBAの役割です。
理由
DAは,組織内で使われるデータの意味や名称,属性,関連などを整理し,データ項目を標準化する役割を担う。システム開発では,主に論理データベース設計に関わり,データを一貫して扱えるようにする。
比較
DBAは,データベースの容量計画,性能調整,バックアップや復旧,整合性確認など,実装後の技術的な管理を担当する。したがって,物理資源や障害対応に関する選択肢はDAの主な役割とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。業務データ量の増加を把握してディスク装置の増設を計画・実施するのは,データを格納する物理環境や容量を管理する業務である。これはデータ項目の定義や論理構造を扱うDAよりも,データベースの運用基盤を管理するDBAの役割に該当する。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。DAは組織で扱うデータの意味や定義を整理し,データ項目を管理して標準化する。システム開発の設計工程で主に論理データベース設計を行うことは,データの論理面を統一的に管理するDAの役割に合っている。
選択肢ウ
これは不正解だよ。テスト工程でパフォーマンスチューニングを担当するのは,データベースの応答性能や実行効率を技術的に調整する業務である。データ項目の意味や論理構造を管理するDAの中心的な役割ではなく,DBAなど運用技術側の担当である。
選択肢エ
これは不正解だよ。システム障害時にデータを復旧し,整合性を確認する業務は,バックアップや障害対応を含むデータベース運用管理に当たる。データの論理的な定義や標準化を担うDAではなく,DBAが担当する技術的な役割である。
学習のポイント
DAはデータの論理面,DBAはデータベースの技術運用面を担当すると整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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