SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アサービス提供者は,再請負契約先供給者が統括供給者との契約上の義務を果たすよう,統括供給者が管理していることを検証する。
- イサービス提供者は,再請負契約先供給者の要員名簿を統括供給者に提出させた上で,統括供給者と再請負契約先供給者の関係及び契約,並びに統括供給者のパフォーマンスを検証する。
- ウサービス提供者は,統括供給者が再請負契約先供給者を選定するための基準及び評価方法を統括供給者に提示させた上で再請負契約先供給者を選定し,基準の達成度を検証する。
- エサービス提供者は,統括供給者がパフォーマンス要件を満たせたかどうかを確認するために,再請負契約先供給者のパフォーマンスを直接検証する。
解き方のヒントを見る
責任の境界を整理する視点
供給者との関係を考えるときは、誰が何を決め、どの範囲を管理し、結果を確認する立場なのかを分けて捉え、役割の重なりや委任の扱いに注目しましょう。名称ではなく責任の所在に着目します。
この問題で問われていること
選択肢を比べる際は、作業を実施する担当と、全体を統制・監督し、最終的に説明できる立場が同じか異なるかという責任の境界だけに焦点を当てて確認しましょう。関係者の呼び方に惑わされず整理します。
視点
供給者管理では、契約や連携の相手、実務を担う人、組織として監督する立場を混同せず、責任がどこに置かれているかを軸に情報を整理します。
確認ポイント
- 実施する担当と監督する立場を分けて確認する
- 意思決定の範囲と説明責任の所在を照合する
- 委任や連携によって責任の境界が変わっていないか確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
サービス提供者は、統括供給者が再請負契約先供給者を適切に管理し、契約上の義務を果たさせていることを確認する。下位供給者を直接管理・選定することではありません。
理由
図では、サービス提供者は統括供給者と契約関係を持ち、統括供給者は再請負契約先供給者を管理する位置付けです。したがって、サービス提供者は統括供給者が下位供給者を適切に管理していることを確認する。
比較
サービス提供者が再請負契約先供給者を直接選定・評価・検証するのではなく、統括供給者にその管理責任を果たさせ、その履行状況を確認する点が重要です。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。サービス提供者は、統括供給者を通じて再請負契約先供給者が契約上の義務を果たすよう管理されていることを確認する。図の階層関係に沿った責任分担であり、統括供給者に対する管理責任を適切に表している。
選択肢イ
これは不正解だよ。統括供給者との関係や契約、統括供給者のパフォーマンスを確認すること自体が不適切なのではない。再請負契約先供給者の要員名簿を提出させる根拠がなく、列挙された確認だけでは、統括供給者が下位供給者に契約上の義務を果たさせる管理状況を適切に表していない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。再請負契約先供給者を選定するための基準や評価方法を定め、選定を実施する主体は統括供給者である。サービス提供者が基準を提示させた上で自ら選定し、達成度を検証する内容は、図に示された責任分担を越えている。
選択肢エ
これは不正解だよ。再請負契約先供給者のパフォーマンスを直接検証するのは、統括供給者が担う管理の領域である。サービス提供者は、統括供給者が必要な管理を行い、パフォーマンス要件を満たせるよう統制していることを確認すべきで、下位供給者を直接検証するものではない。
学習のポイント
統括供給者を介した供給者管理の責任分担を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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