SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成30年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア稼働環境に展開される変更された構成品目(CI)の集合の構築
- イ変更の影響を受ける構成品目(CI)の識別
- ウ変更要求(RFC)の記録
- エ変更要求(RFC)を評価するための変更諮問委員会(CAB)の召集
解き方のヒントを見る
プロセス活動を整理する視点
各選択肢を個別に暗記するのではなく、活動が何を目的に、どの時点で、どの成果へつながるものとして説明されているかに注目し、区分同士の関係を落ち着いて整理しましょう。
この問題で問われていること
判断の中心は、示された活動の説明が単独の作業を指すのか、継続的な管理や改善を含むまとまりを指すのかという粒度の違いです。用語の印象だけで決めず、目的と対象範囲を照合してください。
視点
活動を整理するときは、目的、対象、実施時点、成果のつながりを分けて捉え、同じ粒度で比較できるように情報を並べます。
確認ポイント
- 活動の目的と対象範囲を確認する
- 単独の作業か、まとまりのある活動かを見比べる
- 実施時点と成果とのつながりを照合する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
リリース及び展開管理は、変更された構成品目を稼働環境へ展開できるようにまとめ、提供する活動を扱う。したがって、展開対象となる構成品目の集合を構築するアが該当する。
理由
リリース及び展開管理では、承認された変更をサービス環境へ導入するため、変更された構成品目(CI)を組み合わせて展開単位として準備する。稼働環境に展開されるCIの集合を構築する活動は、このプロセスの目的に合致する。
比較
一方、変更の影響を受けるCIの識別、RFCの記録、CABの召集は、変更の影響分析や変更要求の受付・評価に関する活動です。リリース成果物を構築して展開する活動とは役割が異なる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。稼働環境へ展開される変更済みの構成品目(CI)を一つの集合として構築することは、承認された変更をリリースし、利用可能な形で展開するための準備に当たる。したがって、リリース及び展開管理プロセスに含まれる。
選択肢イ
これは不正解だよ。変更の影響を受ける構成品目(CI)の識別は、変更による影響範囲を分析し、関係する構成を把握する活動である。これは変更の評価や構成管理に関係するが、リリースを構築して稼働環境へ展開する活動そのものではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。変更要求(RFC)の記録は、変更を正式に受け付け、後続の評価や承認に進めるための受付活動である。リリース及び展開管理が扱う、変更済み構成品目をまとめて展開する段階より前の活動なので、該当しない。
選択肢エ
これは不正解だよ。RFCを評価するための変更諮問委員会(CAB)の召集は、変更の妥当性や影響を検討し、承認判断につなげる活動である。変更を承認後にリリースとして構築し、稼働環境へ展開するプロセスとは役割が異なる。
学習のポイント
変更管理、構成管理、リリース及び展開管理の役割分担を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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