SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成30年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ITサービスマネジメントにおけるサービスレベル管理の説明はどれか。

選択肢

  1. ア
    あらかじめ定めた間隔で,合意したサービス目標に照らしてサービスの傾向及びパフォーマンスを監視する。
  2. イ
    計画が発動された場合の可用性の目標,平常業務の状態に復帰するための取組みなどを含めた計画を作成し,導入し,維持する。
  3. ウ
    サービスの品質を低下させる事象を,合意したサービス目標及び時間枠内に解決する。
  4. エ
    予算に照らして,費用を監視及び報告し,財務予測をレビューし,費用を管理する。
解き方のヒントを見る

目的と手段の違いに着目する

サービス管理の分野では、何を目指すのかという目的と、そのために何を行うのかという手段を分けて考えてみましょう。用語の印象だけで判断せず、目的と手段の関係に着目して整理することが大切です。

この問題で問われていること

検討の焦点は、目指す状態と、それに向けた具体的な行動を混同していないかという点です。関連する言葉が出てきても、それだけで結び付けず、目的と手段の違いを意識して自分の理解を確かめてみましょう。

視点

目的は目指す状態、手段はそのための行動という観点で、知識を整理してみましょう。用語から連想した内容を、そのまま目的と取り違えていないかを確かめると、考えを整理しやすくなります。

確認ポイント

  • 目指す状態と具体的な行動を分けて考えているか
  • 行動そのものを目的として捉えていないか
  • 目的と手段の区別を自分の言葉で説明できるか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

正解はア。サービスレベル管理では、合意したサービス目標に照らして、サービスの傾向及びパフォーマンスをあらかじめ定めた間隔で監視する。

理由

サービスレベル管理では、提供するサービスが合意した目標を満たしているかを確認する。アは、合意したサービス目標を基準に、定めた間隔でサービスの傾向及びパフォーマンスを監視する活動を述べており、該当する。

比較

イは、計画発動時の可用性の目標や平常業務への復帰を扱うサービス継続管理です。ウは、サービスの品質を低下させる事象の解決を扱うインシデント管理です。エは、予算を基準とした費用の監視・報告や財務予測のレビューを扱う、サービスの予算業務及び会計業務です。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。サービスレベル管理では、合意したサービス目標を基準として、提供するサービスの状況を確認する。あらかじめ定めた間隔で傾向及びパフォーマンスを監視するという記述は、この管理活動に該当する。

選択肢イ

これは不正解だよ。サービス継続管理の説明である。計画が発動された場合の可用性の目標と、平常業務の状態に復帰するための取組みを含む計画を作成し、導入し、維持することが中心であり、通常時の可用性だけを管理する説明ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。インシデント管理の説明である。サービスの品質を低下させる事象を、合意したサービス目標及び時間枠内に解決することが中心となる。目標への合意という語があっても、事象の解決を扱っている点でサービスレベル管理とは異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。サービスの予算業務及び会計業務に関する説明である。予算に照らして費用を監視及び報告し、財務予測をレビューして費用を管理する活動を示している。管理の基準が予算であり、主な対象が費用なので、サービスレベル管理には該当しない。

学習のポイント

サービスレベル管理、サービス継続管理、インシデント管理、サービスの予算業務及び会計業務を、それぞれの目的と活動から区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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