SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成29年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アクライアントとWebサーバの間,クライアントとプロキシサーバの間
- イクライアントとプロキシサーバの間,プロキシサーバとWebサーバの間
- ウクライアントとプロキシサーバの間,プロキシサーバとルータの間,ルータとWebサーバの間
- エクライアントとルータの間,ルータとWebサーバの間
解き方のヒントを見る
通信の前提と判断対象をそろえる
通信に関する検討では、与えられた条件と、自分の知識から補った想定を区別することが大切です。まず判断の根拠に使う条件を整理し、明示されていない前提を無意識に加えていないか確かめましょう。
この問題で問われていること
着目するのは、判断に用いる前提がどこまで与えられているかという一点です。馴染みのある通信のイメージに引き寄せず、根拠として使おうとしている内容が、示された条件に含まれるかを確認してください。
視点
前提とは、検討の土台として扱う条件です。見聞きした経験やよくある状況を思い浮かべたときは、それが今回与えられた条件なのか、自分が補った想定なのかを分けて整理しましょう。
確認ポイント
- 判断の根拠として使う条件を拾えているか
- 経験から補った想定が混ざっていないか
- 各根拠を、示された条件に結び付けられるか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイです。クライアントとプロキシサーバの間、プロキシサーバとWebサーバの間に、それぞれTCPコネクションが設定されます。図のルータはIPパケットを転送し、これらの接続の終端にはなりません。
理由
クライアントはプロキシサーバとのTCPコネクションを使って要求を送ります。プロキシサーバはその要求を中継するため、Webサーバとの間に別のTCPコネクションを設定します。この二つの接続を挙げているイが正解です。
比較
プロキシサーバはクライアント側の接続を受け、Webサーバ側への通信を行うので、TCPコネクションの端点になります。一方、図のルータはIPパケットを転送する機器です。ルータを通過しても、TCPコネクションがルータの前後で分割されるわけではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。クライアントとプロキシサーバの間にTCPコネクションを設定する点は正しい。しかし、この構成ではプロキシサーバがWebサーバとの通信を引き受けるため、クライアントとWebサーバの間に直接TCPコネクションを設定するという前半が誤りである。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。前半のクライアントとプロキシサーバの間には、要求を送るためのTCPコネクションが設定される。後半のプロキシサーバとWebサーバの間には、その要求を中継するための別のTCPコネクションが設定される。図のルータは途中でIPパケットを転送する役割を担う。
選択肢ウ
これは不正解だよ。クライアントとプロキシサーバの間という最初の組合せは正しい。しかし、続くプロキシサーバとルータの間、ルータとWebサーバの間という二つの組合せは、どちらもルータをTCPコネクションの終端としているため誤りである。図のルータはIPパケットを転送する。
選択肢エ
これは不正解だよ。前半のクライアントとルータの間、後半のルータとWebサーバの間は、どちらもルータをTCPコネクションの終端としている点が誤りである。この構成ではプロキシサーバがクライアントからの接続を受け、Webサーバとの間に別の接続を設定する。
学習のポイント
プロキシサーバによる通信の中継と、ルータによるIPパケットの転送の違いを理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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