SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成29年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問20

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

SAN(Storage Area Network)におけるサーバとストレージの接続形態の説明として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    シリアルATAなどの接続方式によって内蔵ストレージとして1対1に接続する。
  2. イ
    ファイバチャネルなどによる専用ネットワークで接続する。
  3. ウ
    プロトコルはCIFS(Common Internet File System)を使用し,LANで接続する。
  4. エ
    プロトコルはNFS(Network File System)を使用し,LANで接続する。
解き方のヒントを見る

SAN接続形態を整理する視点

SANの構成を考えるときは、機器の役割、接続のまとまり、データが通る経路を分けて整理し、用語の印象だけで判断せず、設問が問う関係の範囲を確認しましょう。まず比較する対象をそろえることが大切です。

この問題で問われていること

一つの視点として、サーバとストレージの間にある接続関係を、個々の機器そのものではなく、どの層の関係として問われているかに注目して読み分けてください。周辺要素は後回しにします。

視点

接続形態を整理する際は、登場する機器の役割と、機器同士の関係を別々に捉え、設問が示す構成上の範囲を確認します。

確認ポイント

  • 比較対象となる機器や役割をそろえて読めているか
  • 接続そのものと周辺の構成要素を区別できているか
  • 設問が問う関係の範囲を広げすぎずに確認できているか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

SANは、サーバとストレージをファイバチャネルなどの専用ネットワークで接続し、ストレージをサーバから利用する構成です。内蔵接続や通常のLANによるファイル共有とは区別して考える。

理由

SAN(Storage Area Network)は、サーバとストレージを専用ネットワークで接続する仕組みです。代表的な接続方式にファイバチャネルがあり、通常のLAN上でファイルを共有する方式とは目的と構成が異なる。

比較

サーバ内部にストレージを接続する方式はDASに該当し、CIFSやNFSを使ったLAN経由のファイル共有はNASの考え方に近い。SANでは、これらとは異なる専用のストレージ接続環境を構成する。

選択肢ア

これは不正解だよ。シリアルATAなどでストレージをサーバ内部に1対1で接続する形態は、サーバに直接接続するDASに相当する。SANはサーバとストレージを専用ネットワークで接続するため、内蔵ストレージとしての直接接続を説明したこの選択肢は適切ではない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。SANは、サーバとストレージをストレージアクセス用の専用ネットワークで接続する構成である。ファイバチャネルはその代表的な接続方式であり、サーバ内部への直接接続や通常のファイル共有用LANとは異なるSANの特徴を正しく説明している。

選択肢ウ

これは不正解だよ。CIFSは、ネットワーク上でファイルを共有するために用いられるプロトコルであり、LAN経由のファイルサーバ利用に関係する。SANは専用ネットワークでストレージへアクセスする構成を指すため、この説明はSANではなくNASに近い。

選択肢エ

これは不正解だよ。NFSは、ネットワーク上でファイルを共有するためのプロトコルであり、LANを利用したファイルサーバ構成で使われる。SANの特徴は専用ネットワークによるストレージ接続なので、NFSとLANによる説明は適切ではない。

学習のポイント

SAN、NAS、DASの接続形態と利用するプロトコルの違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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