SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成29年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アA
- イB
- ウC
- エD
解き方のヒントを見る
指標を比べるための確認視点
信頼性を評価する問題では、用語の印象だけで判断せず、何を対象に、どの状態を、どの期間や条件で評価しているかを整理し、指標が表す範囲と前提を照らし合わせて考えます。
この問題で問われていること
一つの指標名に注目するのではなく、評価対象・観測する状態・時間や環境などの条件が、問題文で求める評価目的と対応しているかを確認し、意味のずれがないか検討します。
視点
評価対象と評価条件の対応関係を整理し、指標が示す内容の範囲、観測時点、前提条件を区別して捉えます。数値や名称の暗記より、同じ基準で比較できる設定かを確認することが重要です。
確認ポイント
- 評価対象が何かを確認する
- 観測する状態や期間を整理する
- 評価目的と条件の対応を確かめる
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
各システムについて、年間の利用者への迷惑発生回数をオンライン処理とバッチ処理の合計で求め、それを年間の総運用費用で割る。稼働品質率が小さいほど、資産規模に対する迷惑発生の割合が小さく、信頼性が高い。
計算と正答
Aは(3+12)回/年÷120百万円/年=0.125回/百万円、Bは(4+8)回/年÷100百万円/年=0.12回/百万円、Cは(6+2)回/年÷80百万円/年=0.10回/百万円、Dは(6+3)回/年÷60百万円/年=0.15回/百万円となる。最も小さいCが正答です。
比較の意味
稼働品質率は、システムの資産規模に対して利用者に迷惑を掛けた回数がどれだけあるかを表します。したがって、同じ条件で比べると値が小さいシステムほど、規模に対する障害や不具合の発生が少なく、信頼性が高いと評価される。
選択肢ア
これは不正解だよ。Aはオンライン処理3回/年とバッチ処理12回/年を合わせて15回/年となる。これを総運用費用120百万円/年で割ると、15÷120=0.125回/百万円であり、Cの0.10回/百万円より大きいため、最も高い信頼性とはいえない。
選択肢イ
これは不正解だよ。Bの迷惑発生回数は、オンライン処理4回/年とバッチ処理8回/年の合計12回/年である。総運用費用100百万円/年で割ると0.12回/百万円となり、Cの0.10回/百万円を上回るため、正答にはならない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。Cはオンライン処理6回/年とバッチ処理2回/年を合わせて8回/年であり、総運用費用80百万円/年で割ると8÷80=0.10回/百万円となる。4システム中で稼働品質率が最も小さく、資産規模に対する迷惑発生が最少である。
選択肢エ
これは不正解だよ。Dはオンライン処理6回/年とバッチ処理3回/年の合計が9回/年である。総運用費用60百万円/年を分母にすると9÷60=0.15回/百万円となり、Cの0.10回/百万円より大きいため、信頼性が最も高いシステムではない。
学習のポイント
異なる処理形態の回数を合算し、単位をそろえた比率の大小で信頼性を比較する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針