SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成28年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問24

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

無線LANのセキュリティ方式としてWPA2を選択するとき,利用される暗号化アルゴリズムはどれか。

選択肢

  1. ア
    AES
  2. イ
    ECC
  3. ウ
    RC4
  4. エ
    RSA
解き方のヒントを見る

無線セキュリティを整理する視点

選択肢を比べる前に、通信を守る目的と、認証・暗号化・鍵の扱いがどの段階に関係するかを分けて整理し、用語同士の役割が混ざっていないかを確認しましょう。そのうえで、方式名と技術名を同じ基準で対照します。

この問題で問われていること

一つの観点として、各用語が「接続相手を確かめる仕組み」なのか「通信内容を保護する仕組み」なのか、それとも運用上の設定を表すのかを切り分け、選択肢の説明と対応関係を丁寧に照合してください。

視点

名称だけで判断せず、用語が示す対象、守ろうとする範囲、利用される場面を同じ軸で並べて、役割の対応が自然かを考える。

確認ポイント

  • 用語が指す対象と役割を同じ基準で整理できているか
  • 用語の役割と、確認している観点が混ざっていないか
  • 名称の印象ではなく、説明全体の対応関係を確認できているか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

正答はアのAESです。WPA2では、無線LANで送受信される通信データの暗号化にAESを用いる。ほかの選択肢は公開鍵暗号や別系統の暗号方式であり、WPA2の通信データ暗号化には該当しない。

理由

WPA2は無線LANの通信を保護するセキュリティ方式であり、通信データの暗号化にはAESが使われる。AESは共通鍵暗号方式で、無線LANのデータを効率よく暗号化する役割を担う。

比較

ECCとRSAは公開鍵暗号に分類され、RC4は別のストリーム暗号です。これらはWPA2で通信データを暗号化するアルゴリズムとして問われているAESとは役割や採用方式が異なる。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。WPA2では、無線LANで送受信するデータの暗号化にAESが使われる。AESは共通鍵暗号であり、通信内容を効率よく保護する方式としてWPA2の暗号化に対応する。したがって、この設問の答えはAESである。

選択肢イ

これは不正解だよ。ECCは楕円曲線暗号で、公開鍵暗号の仕組みに分類され、鍵交換や認証などで用いられる概念である。WPA2で通信データを暗号化するアルゴリズムを問う本設問には該当しないため、答えではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。RC4はストリーム暗号として知られるアルゴリズムだが、WPA2で採用される暗号化アルゴリズムではない。無線LANで使われた別の方式と混同せず、設問が指定するWPA2との対応関係を確認する必要がある。

選択肢エ

これは不正解だよ。RSAは公開鍵暗号で、認証や鍵の処理などで使われる代表的な方式である。しかし、WPA2で無線LANの通信データを暗号化するアルゴリズムを尋ねているため、RSAは該当しない。

学習のポイント

無線LANのセキュリティ方式と暗号アルゴリズムの対応を整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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