SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成28年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アコスト効率,スケジュール効率がともに計画どおりである。
- イコスト効率,スケジュール効率がともに計画よりも低い。
- ウコスト効率は計画どおりだが,スケジュール効率が計画よりも低い。
- エスケジュール効率は計画どおりだが,コスト効率が計画よりも低い。
解き方のヒントを見る
指標の役割を分けて丁寧に読む
与えられた情報を一度に計算へ進めず、まず各指標が何を表すためのものかを区別し、同じ基準で比較できる関係だけに注目して、進捗の見方を整理しましょう。数値の大小だけで結論を急がないことが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、複数の指標や基準が示されたとき、それぞれの役割と比較対象を混同せず、問われている「進捗」の観点に対応する情報だけを丁寧に照合することに集中しましょう。
視点
指標を読む前に、各情報がどの基準に結び付いているかを整理します。そのうえで、問われた観点と直接関係する対応関係だけを確認し、単独の数値から意味を決めつけないようにします。
確認ポイント
- 各数値がどの基準や時点に対応する情報かを確認する
- 問われている進捗の観点と、比較しようとしている情報が一致しているかを見る
- 数値の大小だけで判断せず、同じ意味の情報同士を対応付けて読む
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
各プログラムの工数が同一なので、30本の実績は全体800人日のうち30/160に相当し、出来高は150人日です。予定出来高は200人日、実績工数も150人日なので、CPI=150人日÷150人日=1.00、SPI=150人日÷200人日=0.75となります。費用効率は計画どおり、スケジュール効率は低く、ウが適切です。
理由
全160本を800人日で作る予定なので、1本当たりの工数は5人日です。実績30本の出来高は150人日、10日目までの予定40本の出来高は200人日です。実績工数は150人日なので、CPIは150人日÷150人日=1.00、SPIは150人日÷200人日=0.75です。
比較
CPIが1.00であることは、得られた出来高と実際の投入工数が一致し、コスト効率が計画水準であることを示します。一方、SPIが0.75であることは、予定していた出来高に対して実績の進捗が少ないことを示します。
選択肢ア
これは不正解だよ。10日目の出来高は30本なので、同一工数の前提から150人日です。実績工数も150人日で、コスト効率は150人日÷150人日=1.00ですが、予定出来高は200人日なのでスケジュール効率は150人日÷200人日=0.75です。したがって、両方が計画どおりとはいえません。
選択肢イ
これは不正解だよ。実績工数150人日と出来高150人日が一致するため、コスト効率は150人日÷150人日=1.00で、計画より低くありません。一方、予定出来高200人日に対する出来高は150人日で、スケジュール効率は0.75です。二つとも低いという条件に合いません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。160本を800人日で作るため、1本当たり5人日です。実績30本の出来高は30本×5人日/本=150人日、予定40本の出来高は40本×5人日/本=200人日です。CPIは150/150=1.00、SPIは150/200=0.75なので、コスト効率は計画どおり、スケジュール効率は低いです。
選択肢エ
これは不正解だよ。スケジュール効率は出来高150人日÷予定出来高200人日=0.75であり、計画どおりの1.00ではありません。コスト効率は出来高150人日÷実績工数150人日=1.00です。したがって、計画どおりなのはコスト効率であり、選択肢の対応が逆です。
学習のポイント
出来高を工数に換算し、CPIとSPIを別々に計算する方法を身につけます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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