SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成28年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問14

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

データセンタにおけるコールドアイルの説明として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    IT機器の冷却を妨げる熱気をラックの前面(吸気面)に回り込ませないための板であり,IT機器がマウントされていないラックの空き部分に取り付ける。
  2. イ
    寒冷な外気をデータセンタ内に直接導入してIT機器を冷却するときの,データセンタへの外気の吸い込み口である。
  3. ウ
    空調機からの冷気とIT機器からの熱排気を分離するために,ラックの前面(吸気面)同士を対向配置したときの,ラックの前面同士に挟まれた冷気の通る部分である。
  4. エ
    発熱量が多い特定の領域に対して,全体空調とは別に個別空調装置を設置するときの,個別空調用の冷媒を通すパイプである。
解き方のヒントを見る

条件と役割の対応を確かめる

設問の条件を先に整理し、問われている対象の役割や目的と照らして、説明が条件に合っているかを一つずつ確認しましょう。用語の印象だけで判断せず、前提と結果のつながりも意識することが大切です。

この問題で問われていること

確認する観点は、設問に示された条件と、各説明が示す役割・目的との対応関係です。まず判断基準を定め、その基準に照らして説明の意味がずれていないかを慎重に見比べましょう。

視点

用語や手順を単独で覚えるのではなく、対象が担う役割、置かれている条件、期待される目的の関係を整理して考えます。

確認ポイント

  • 設問の条件から判断の基準を整理できているか
  • 問われている対象の役割や目的を確認したか
  • 説明全体が条件と矛盾なく対応しているか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

コールドアイルとは、ラックの吸気面側を向かい合わせて配置したとき、その間に設けられる冷気の通路です。空調機から供給される冷気をIT機器へ導き、機器から出る熱排気と分離することで、冷却効率を高める。

理由

ラックの前面はIT機器が空気を吸い込む吸気面であり、そこへ冷気を供給する空間がコールドアイルです。ラック前面同士を対向させることで、冷気の通路と熱排気の領域を分けられる。

比較

ブランクパネルはラックの空き部分を塞ぐ部品、外気の吸い込み口は外気導入設備、冷媒管は個別空調の配管です。いずれもラック配置によって形成される冷気の通路とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。空きラック部分に取り付けて熱気の回り込みを防ぐ板は、ラック内の空気流を整えるブランクパネルの説明です。ラック配置によって形成される冷気の通路を表すコールドアイルとは異なります。

選択肢イ

これは不正解だよ。寒冷な外気を取り込むときの吸い込み口は、外気冷却や外気導入のための開口部を指します。コールドアイルは外気の取入口ではなく、ラック周辺の冷気の流れに関する領域です。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。ラックの前面である吸気面同士を向かい合わせると、その間に空調機からの冷気を通す領域を設けられます。熱排気の流れと冷気を分離する、この冷気側の通路がコールドアイルです。

選択肢エ

これは不正解だよ。発熱量の多い領域に個別空調を設ける場合の冷媒を通すパイプは、空調設備の配管です。コールドアイルは配管ではなく、ラックの吸気面側に形成される冷気の通路を指します。

学習のポイント

ラックの吸気面・排気面と冷気、熱排気の流れを対応付けて理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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