SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成28年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

バックアップサイトの説明のうち,ウォームスタンバイの説明として,最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び,緊急時には互いのシステムを貸し借りして,サービスを復旧する。
  2. イ
    緊急時にはバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し,サービスを復旧する。
  3. ウ
    別の場所に常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムに切り換えて直ちにサービスを復旧する。
  4. エ
    別の場所にバックアップシステムを用意しておき,緊急時にはバックアップシステムを起動してデータを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
解き方のヒントを見る

バックアップ運用形態の見分け方

バックアップに関する設問では、用語の印象だけで判断せず、復旧時に何を使い、どの時点で切り替え、運用をどう維持する想定かを順に整理して、各選択肢の説明範囲を確かめます。特に、平常時と障害時の役割を分けて読みます。

この問題で問われていること

確認する観点は、障害が起きたときの復旧手順と、通常時からその復旧を支える準備の関係です。選択肢ごとに、誰が何をいつ行う前提なのかを文章に沿って整理してください。

視点

運用形態を考えるときは、名称から連想するのではなく、平常時の準備、障害時の切替え、復旧後の戻し方という時間の流れで情報を整理し、説明がどの場面を対象にしているかを確認します。

確認ポイント

  • 平常時に維持する対象と、障害時に利用する対象を分けて読めているか。
  • 切替えや復旧が必要になる条件を、選択肢の記述から確認できているか。
  • 運用の説明が、準備・切替え・復旧後のどの段階に対応するか整理できているか。
正解と解説を見る

正解

エ

解説

ウォームスタンバイは、別拠点に待機用システムを用意し、障害時に起動やデータ更新などの準備を行ってからサービスを再開する方式です。常時同期して即時切替できる方式とは区別する。

理由

ウォームスタンバイでは、別の場所にバックアップシステムを準備しておくが、通常時から完全に稼働状態・最新データの状態にしておくとは限らない。障害発生時にシステムを起動し、データを最新状態にする処理を行ってからサービスを復旧する。

比較

常時データ同期済みで直ちに切り換えられる説明は、ウォームスタンバイよりも高い準備状態の方式に当たる。一方、緊急時に機器を持ち込む説明や、他組織の設備を借りる説明は、ウォームスタンバイの特徴である自組織の待機用環境とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。外部の企業や組織と協定を結び、緊急時に互いのシステムを貸し借りする内容は、相互利用による復旧方法を示している。自組織が別場所に用意した待機用システムを起動して復旧するウォームスタンバイの説明ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。緊急時にバックアップシステムを持ち込んでからシステムを再開する説明は、障害発生後に設備を準備する方式を示している。あらかじめ別場所に待機環境を用意し、起動やデータ更新を経て復旧する説明とは異なる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。別の場所にバックアップシステムを用意し、常にデータの同期を取った上で、緊急時に切り換えて直ちにサービスを復旧する内容である。これは復旧前の準備作業がほとんど不要な、より高い待機状態を表している。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。別の場所にバックアップシステムを用意しておき、緊急時にそのシステムを起動し、データを最新状態にする処理を行ってからサービスを復旧する。事前準備と切替時の作業を組み合わせる点がウォームスタンバイに一致する。

学習のポイント

ホット、ウォーム、コールドの待機状態と復旧手順の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針