SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アMTBF(Mean Time Between Failures)
- イMTPD(Maximum Tolerable Period of Disruption)
- ウRPO(Recovery Point Objective)
- エRTO(Recovery Time Objective)
解き方のヒントを見る
事業継続の時間概念を整理する視点
時間に関する用語は、起点・終点・対象となる状態を分けて捉え、同じ言葉でも何を測るための指標かを確認しながら、設問の文脈と照合して整理しましょう。似た概念との違いは、目的と境界の置き方から比べます。
この問題で問われていること
一つの時間概念に注目し、いつからいつまでを扱うのか、何の回復や維持を評価するのか、前提条件が途中で変わっていないかを確認してください。最後に、時間の定義と設問の目的が対応しているかを見直します。
視点
時間概念を読むときは、測定の起点と終点、対象となる業務や状態、想定される制約を切り分けます。そのうえで、用語の定義を暗記だけで判断せず、設問が示す目的との対応関係を丁寧に確認します。
確認ポイント
- 起点と終点が、設問のどの出来事や状態に対応しているか確認する
- 対象が業務の継続、復旧、許容範囲のいずれに関係するか整理する
- 時間の長さだけでなく、前提条件や評価目的が一致しているか見直す
正解と解説を見る
正解
イ
解説
MTPDは、製品やサービスの提供停止、または事業活動の停止によって生じる悪影響が、許容不能な状態になるまでの最大許容期間を表します。したがって設問の定義に一致する。
理由
設問は、事業活動を行わないことで生じる悪影響が許容不能になるまでの時間を尋ねている。この定義はMTPD(Maximum Tolerable Period of Disruption)が表す最大許容中断期間に一致する。
比較
MTBFは故障間隔、RPOは復旧時点におけるデータの目標、RTOは復旧までの目標時間を表します。いずれも事業中断の影響が許容不能になるまでの期間そのものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。MTBFはMean Time Between Failuresの略で、故障が発生してから次の故障が発生するまでの平均的な間隔を示す指標である。事業を停止したときの悪影響が許容不能になるまでの期間を定義する用語ではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。MTPDはMaximum Tolerable Period of Disruptionの略で、製品・サービスの提供停止や事業活動の停止による悪影響が、許容不能な状態になるまでの最大許容中断期間を表す。設問の定義と一致する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。RPOはRecovery Point Objectiveの略で、障害発生後にどの時点までのデータを復旧できるようにするかという、データ損失の許容範囲に関する目標である。中断の許容期間を表すものではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。RTOはRecovery Time Objectiveの略で、システムや業務を復旧させるまでに目標とする時間を表す。悪影響が許容不能になるまでの最大期間を定義するMTPDとは、基準となる時間の意味が異なる。
学習のポイント
事業継続では、停止の許容限界、復旧時間、復旧時点を表す指標を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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