SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アインシデント及び問題の影響を識別し,これを最小限に抑える,又は回避するための手順を採用する。
- イサービス全体の可用性などの要求事項を,事業計画,サービスの要求事項,SLA及びリスクを考慮して特定する。
- ウサービスの容量・能力を監視し,サービスのパフォーマンスを調整して,かつ,十分な容量・能力を提供するための手順を明確にする。
- エ提供する個々のサービスを定義し,これに顧客と合意して,かつ,文書化する。
解き方のヒントを見る
条件と役割の対応を確認する視点
設問の条件と、各候補が担う役割の対応関係に注目し、用語の印象ではなく、指定された目的・対象・前提が一貫して結び付くかを順に確認しましょう。判断の軸を一つに保つことが大切です。
この問題で問われていること
一つに絞る観点は、設問で与えられた条件が、問われている役割や手順の範囲と無理なく対応しているかです。目的や前提を読み取り、表面的な語句の一致だけで判断しないようにします。
視点
用語や手順を確認するときは、まず設問が置いている目的・対象・制約を整理し、その後に候補がどの役割を説明しているかを同じ基準で照合します。名称の似ているものを印象で結び付けず、条件との関係だけを丁寧に見ます。
確認ポイント
- 設問が示す目的・対象・前提条件を一文で整理できるか
- 候補の説明が、問われている役割や手順の範囲から外れていないか
- 用語の知名度や見慣れた表現ではなく、条件との対応で判断しているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正答はイ。サービス継続及び可用性管理プロセスでは、事業計画やサービス要求事項、SLA、リスクを踏まえて、サービス全体の可用性などの要求事項を特定する。
理由
イは、事業計画、サービスの要求事項、SLA及びリスクを考慮して、サービス全体の可用性などの要求事項を特定する活動です。これはサービス継続及び可用性管理プロセスの目的に合致する。
比較
アはインシデントや問題の影響を抑制・回避する対応、ウはサービスの容量・能力の監視と調整、エは個々のサービスの定義・合意・文書化を示します。いずれも設問の活動とは対象が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。記述の中心は、インシデントや問題の影響を識別し、影響を最小限に抑える又は回避するための手順を採用することにある。これは障害や問題への対応活動を示しており、可用性要求を特定する活動とは異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。事業計画、サービスの要求事項、SLA及びリスクを考慮して、サービス全体の可用性などの要求事項を特定する活動である。サービス継続及び可用性管理プロセスが扱う要求事項の設定に該当する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。サービスの容量・能力を監視し、パフォーマンスを調整して十分な容量・能力を提供する手順を明確にする内容である。中心となる対象が容量や能力の管理であり、可用性要求の特定とは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。提供する個々のサービスを定義し、顧客と合意したうえで文書化する活動を述べている。これはサービスの内容や合意を明確にする活動であり、サービス全体の可用性などの要求事項を特定する記述ではない。
学習のポイント
サービス管理における可用性要求の特定と、他プロセスの活動との違いを理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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