SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成27年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

新システムの開発を計画している。このシステムの総所有費用(TCO)は何千円か。ここで,このシステムは開発した後,3年間使用するものとする。
ハードウェア導入費用,開発費用,教育費用,及び3種類の年額費用を千円単位で示す表。
ハードウェア導入費用,開発費用,教育費用,及び3種類の年額費用を千円単位で示す表。

選択肢

  1. ア
    40、500
  2. イ
    90、000
  3. ウ
    95、000
  4. エ
    135、500
解き方のヒントを見る

条件と用語の関係を整理する視点

設問中の条件と、問われている用語・手順・役割がどの関係にあるかを丁寧に整理し、説明の対象、前提、目的、適用範囲がずれていないかを慎重に確認する姿勢を意識しましょう。

この問題で問われていること

一つの選択肢を急いで選ぶ前に、設問が示す条件を基準として、各説明が何を対象にし、どの目的や場面を前提としているかという対応関係に注目し、落ち着いて確認しましょう。

視点

用語や手順を確認するときは、名称の印象ではなく、設問の条件と説明の対象・目的・前提が対応しているかを整理します。個々の記述を同じ観点で読み、関係のずれや前提の取り違えがないかを確かめると、理解すべき論点を落ち着いて絞れます。

確認ポイント

  • 設問が示す条件を基準として整理する
  • 説明の対象と目的の対応を確認する
  • 前提や適用範囲のずれに注意する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

TCOは導入時に一度だけ発生する費用と、使用期間中に毎年発生する費用を分け、3年間の運用費を初期費用に加えて求める。

理由

初期費用は40、000+50、000+5、000=95、000千円です。年額費用は1、500+7、000+5、000=13、500千円/年となり、3年間では13、500千円/年×3年=40、500千円です。したがって、TCOは95、000千円+40、500千円=135、500千円となる。

比較

TCOでは、開発・導入時の費用だけでなく、利用期間中の通信、保守、運営にかかる費用も含める。年額と記載された費用は、問題文の使用期間である3年間分を計上する必要がある。

選択肢ア

これは不正解だよ。40,500千円は、ネットワーク通信費用1,500千円/年、システム保守費用7,000千円/年、システム運営費用5,000千円/年の合計13,500千円/年を3年間分だけ計上した値で、導入時の一時費用95,000千円が含まれていない。

選択肢イ

これは不正解だよ。90,000千円はハードウェア導入費用40,000千円とシステム開発費用50,000千円だけを加えた値であり、導入教育費用5,000千円と、3年間に発生する年額費用40,500千円を含んでいない。したがってTCOの全期間合計にはならない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。95,000千円はハードウェア導入費用40,000千円、システム開発費用50,000千円、導入教育費用5,000千円という開発・導入時の費用だけの合計である。使用期間3年間の年額費用13,500千円/年×3年が抜けているため、TCOを過小計上している。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。初期費用は40,000+50,000+5,000=95,000千円、年額費用は1,500+7,000+5,000=13,500千円/年である。3年間の運用費40,500千円を加えると、TCOは95,000+40,500=135,500千円となる。

学習のポイント

一時費用と期間依存費用を区別して合計する方法を確認

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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