SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア事業のキャパシティ管理:売上高/サービスのキャパシティ管理:サービス利用者数/コンポーネントのキャパシティ管理:システム応答時間
- イ事業のキャパシティ管理:売上高/サービスのキャパシティ管理:トランザクション応答時間/コンポーネントのキャパシティ管理:CPU利用率
- ウ事業のキャパシティ管理:トランザクション応答時間/サービスのキャパシティ管理:CPU利用率/コンポーネントのキャパシティ管理:システム応答時間
- エ事業のキャパシティ管理:トランザクション応答時間/サービスのキャパシティ管理:システム応答時間/コンポーネントのキャパシティ管理:CPU利用率
解き方のヒントを見る
条件と問いの対応を整理する視点
まず設問が求めている役割や手順の範囲を読み取り、示された条件のうち判断に直接関係する点と、補足にとどまる点を分けて整理しましょう。用語の印象だけで決めず、問いとの対応を確かめることが大切です。
この問題で問われていること
確認の中心は、各候補を見たときに、設問の条件と問われている内容が同じ観点で結び付いているかです。名称の親しみやすさではなく、条件に対して何を確認すべきかを一つずつ照合してください。
視点
設問の条件、問われている対象、候補の説明を同じ観点にそろえて見比べ、条件から導ける判断と、印象や周辺知識に依存する判断を分けて考えます。
確認ポイント
- 設問で求められている対象や役割を、条件から切り分けて確認する
- 判断に使う条件と、理解を補助する情報を区別する
- 候補の説明が、問われた内容に直接対応しているかを言葉で確かめる
正解と解説を見る
正解
イ
解説
事業・サービス・コンポーネントでは、管理する範囲と観測する指標の粒度が異なる。売上高、トランザクション応答時間、CPU利用率をそれぞれの層に対応させる組合せが適切です。
理由
事業のキャパシティ管理では事業活動の規模、サービスのキャパシティ管理では利用者が受ける処理性能、コンポーネントのキャパシティ管理では個別のIT資源の負荷を確認する。したがって、売上高、トランザクション応答時間、CPU利用率の対応が適切です。
比較
サービス利用者数やシステム応答時間は、管理対象の範囲や指標の意味を慎重に確認する必要がある。特に、CPU利用率は個別資源の負荷を示すため、事業やサービス全体の指標として置くと、三つの重点分野との対応がずれる。
選択肢ア
これは不正解だよ。事業のキャパシティ管理に売上高を置く点は、事業活動の規模を測る指標として適切です。しかし、サービスのキャパシティ管理にサービス利用者数を置く組合せは、サービスの処理性能を測る指標との対応になっていません。そのため全体として不適切です。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。事業のキャパシティ管理は事業規模を表す売上高、サービスのキャパシティ管理は利用者が受ける処理性能を表すトランザクション応答時間、コンポーネントのキャパシティ管理は個別資源の負荷を表すCPU利用率で捉える。三つの管理対象と指標の対応が適切です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。事業のキャパシティ管理にトランザクション応答時間を置くのは、事業規模ではなくサービスの処理性能を測る対応です。サービスにCPU利用率を置くのも個別資源の負荷との対応になり、コンポーネントにシステム応答時間を置くのも管理対象の層が合いません。
選択肢エ
これは不正解だよ。事業のキャパシティ管理にトランザクション応答時間を置く点で、事業規模の指標とサービス性能の指標が対応していません。サービスにシステム応答時間を置く点はサービス性能に関係しますが、事業側が不適切です。コンポーネントのCPU利用率だけが適切でも、組合せ全体は正しくありません。
学習のポイント
管理対象の粒度と、指標が表す規模・性能・資源負荷を対応付ける力を養う。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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