SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成27年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問4

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システムの改善に向けて提出された4案について,評価項目を設定して採点した結果を,採点結果表に示す。効果及びリスクについては5段階評価とし,それぞれの評価項目の重要度に応じて,重み付け表に示すとおりの重み付けを行った上で,次の式で総合評価点を算出する。総合評価点が最も高い改善案はどれか。〔総合評価点の算出式〕総合評価点=効果の総評価点-リスクの総評価点
案1から案4までの効果とリスクの採点結果表,及び各評価項目の重み付け表。
案1から案4までの効果とリスクの採点結果表,及び各評価項目の重み付け表。

選択肢

  1. ア
    案1
  2. イ
    案2
  3. ウ
    案3
  4. エ
    案4
解き方のヒントを見る

評価項目と重みの整合性を確認

改善案を比較するときは、評価項目が目的に沿っているか、重み付けが判断の優先順位を適切に表しているかを確認し、個別の印象だけで結論を急がないことが大切です。

この問題で問われていること

一つの観点として、評価項目と重みの組み合わせが、改善案を判断したい目的や利用場面に無理なく対応し、判断の優先順位を適切に反映しているかを中心に検討してください。

視点

総合評価を考える際は、何を評価する項目なのかと、それぞれをどの程度重視する設定なのかを切り分けて整理します。そのうえで、目的との整合性や判断への影響を確認しましょう。

確認ポイント

  • 評価項目は、改善案の比較に必要な観点を過不足なく表しているか。
  • 重みの大きさは、目的上の優先順位と一貫しているか。
  • 項目と重みの組み合わせが、特定の印象だけに判断を偏らせていないか。
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

各案について、効果の評価点に対応する重みを掛けて合計し、同様にリスクも合計する。総合評価点は効果の総評価点からリスクの総評価点を引いて求める。

理由

効果の重みは順に4、2、3、リスクの重みは順に8、3です。したがって、各案の総合評価点は、効果の加重合計からリスクの加重合計を引いて求める。例えば案3は、効果が5×4+2×2+2×3=30点、リスクが1×8+5×3=23点なので、30−23=7点となる。

比較

各案の総合評価点は、案1が31−28=3点、案2が36−35=1点、案3が30−23=7点、案4が30−43=−13点となる。したがって、最も高い7点の案3を選ぶ。

選択肢ア

これは不正解だよ。案1の効果は3×4+2×2+5×3=31点、リスクは2×8+4×3=28点なので、総合評価点は3点になる。案3の7点より低く、最も高い改善案ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。案2の効果は4×4+4×2+4×3=36点、リスクは4×8+1×3=35点なので、総合評価点は1点になる。効果は高いが、リスクを重み付けして差し引くと案3を下回る。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。案3の効果は5×4+2×2+2×3=30点、リスクは1×8+5×3=23点である。したがって総合評価点は30−23=7点となり、4案の中で最も高い。

選択肢エ

これは不正解だよ。案4の効果は2×4+5×2+4×3=30点、リスクは5×8+1×3=43点なので、総合評価点は30−43=−13点になる。リスクの加重合計が効果を上回るため、最上位にはならない。

学習のポイント

評価点と重みを対応させ、効果とリスクを分けて計算する方法。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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