SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成26年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アいわゆるねずみ講方式による取引形態のWebページを開設する。
- イインターネット上に,実際よりも良品と誤認させる商品カタログを掲載し,粗悪な商品を販売する。
- ウインターネットを経由して銀行のシステムに虚偽の情報を与え,不正な振込や送金をさせる。
- エ企業のWebページを不正な手段で改変し,その企業の信用を傷つける情報を流す。
解き方のヒントを見る
条件と役割の対応を確かめる
設問を読むときは、問われている対象が何を担うものとして扱われているかに注目し、示された条件と役割の関係が一貫しているかを順に整理しましょう。文章全体の意味を踏まえて確認することが大切です。
この問題で問われていること
確認する観点は、問題文の条件が示す対象の役割と、設問が尋ねる内容との対応関係です。用語の印象だけで決めず、条件から読み取れる範囲を丁寧に照合し、表現の一部だけで判断しないようにしてください。
視点
学習時は、まず設問が求める確認対象を捉え、次に問題文の条件を役割や目的との関係で整理します。そのうえで、条件から直接読み取れることと、知識を補って考える部分を分け、問いの要求とずれがないかを見直します。
確認ポイント
- 設問が確認を求めている対象と役割を、短い言葉で整理できるか。
- 問題文の条件のうち、判断の根拠として明示されている部分はどこか。
- 自分の解釈が、条件を超えた思い込みや連想に依存していないか。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
電子計算機使用詐欺罪は、人を直接だますのではなく、コンピュータに虚偽情報を与えて財産上の処理を誤らせる行為に適用される。
理由
設問のウは、インターネット経由で銀行システムに虚偽情報を与え、その結果として不正な振込や送金をさせる行為です。人ではなくコンピュータの処理を誤らせて財産上の利益を得るため、電子計算機使用詐欺罪の対象となる。
比較
商品の品質を偽って人に販売する場合は人を欺く通常の詐欺の問題となり、Webページの開設や改変も、それだけで銀行システムの財産処分に相当する処理を誤らせる行為とはいえない。
選択肢ア
これは不正解だよ。ねずみ講方式の取引形態をWebページで開設する行為は、違法性が問題になるとしても、銀行などのコンピュータに虚偽情報を入力して財産上の処理を誤らせる行為とは異なる。電子計算機使用詐欺罪の成立要件を示すものではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。実際より良品だと誤認させる商品カタログを掲載して粗悪品を販売する行為は、購入者という人を商品の品質について欺く類型である。コンピュータに虚偽情報を与えて財産上の処分に相当する処理をさせる行為ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。銀行のシステムに虚偽の情報を与え、そのシステムに不正な振込や送金を実行させる行為は、人を直接欺くのではなくコンピュータの財産処理を誤らせる。したがって、電子計算機使用詐欺罪が適用される違法行為に該当する。
選択肢エ
これは不正解だよ。企業のWebページを不正に改変し、信用を傷つける情報を流す行為は、Webサイトへの不正な侵入や情報改変などが問題となる行為である。しかし、銀行システムに虚偽情報を与えて振込や送金をさせる財産処理の誤りとは異なる。
学習のポイント
詐欺罪と電子計算機使用詐欺罪の成立場面の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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