SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成26年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アIaaS:実施可/PaaS:実施可/SaaS:実施不可
- イIaaS:実施可/PaaS:実施不可/SaaS:実施不可
- ウIaaS:実施不可/PaaS:実施可/SaaS:実施不可
- エIaaS:実施不可/PaaS:実施不可/SaaS:実施可
解き方のヒントを見る
条件と役割を照合する視点
各選択肢をすぐに判断せず、設問が示す条件と、問われている用語・手順・役割の関係を分けて読みます。表現の一致だけで決めず、条件に対して説明が過不足なく対応しているかを確認しましょう。
この問題で問われていること
今回の確認では、選択肢の細かな知識を増やすよりも、問題文の条件が何を求めているかを整理し、その要求と各選択肢の説明が同じ範囲を扱っているかという対応関係に集中します。
視点
用語や手順、役割を検討するときは、まず設問中の条件を目的・対象・前提などの観点に分け、次に選択肢の説明がその条件に対応しているかを見ます。名称の印象や一部の語句だけで判断せず、問われた範囲との対応の仕方を確認することが大切です。
確認ポイント
- 設問の条件が示す対象と範囲を整理する
- 問われている役割や手順の観点を一つに定める
- 各選択肢が条件全体に対応しているかを比較する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
NISTのサービスモデルでは,IaaSは利用企業が仮想マシンのゲストOSを管理できる。一方,PaaSとSaaSではゲストOSの設定やパッチ管理はサービス提供者側の責任範囲に含まれるため,該当する組合せを選ぶ。
理由
IaaSでは,利用企業が仮想サーバ上のゲストOSを管理し,設定変更やセキュリティパッチの適用を行う。PaaSやSaaSでは,ゲストOSや実行基盤の管理をサービス提供者が担う。
比較
IaaSは利用企業の管理範囲が広く,ゲストOSまで対象になる。PaaSはアプリケーション開発環境,SaaSは完成したアプリケーションを利用するモデルであり,ゲストOSを利用企業が直接管理する範囲ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。IaaSではゲストOSを利用企業が管理できるため、その部分は適切です。しかし、PaaSではOSや実行基盤の管理を提供者が担うため、利用企業がゲストOSの設定やセキュリティパッチ管理を実施可とする後半が誤りです。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。IaaSでは利用企業が仮想サーバのゲストOSを管理し、設定変更やセキュリティパッチ適用を行えます。PaaSとSaaSではゲストOSの管理は提供者側に任されるため、両方を実施不可とする組合せがNISTの責任分界に合致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。IaaSについて実施不可とする前半が誤りです。IaaSは仮想サーバなどの基盤を利用企業が選択・管理するモデルであり、ゲストOSの設定やパッチ管理も利用企業の範囲です。PaaSを実施可とする後半も責任分界に反します。
選択肢エ
これは不正解だよ。SaaSについてゲストOSの設定やセキュリティパッチ管理を実施可とする後半が誤りです。SaaSではアプリケーションだけでなく、その実行環境やOSの管理も基本的に提供者が担います。また、IaaSを実施不可とする前半も逆です。
学習のポイント
サービスモデルごとの責任分界とゲストOS管理の範囲
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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