SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アX+Y+Z
- イ(X+Y+Z)/3
- ウ1/X+1/Y+1/Z
- エ1/(1/X+1/Y+1/Z)
解き方のヒントを見る
条件に沿った概念確認の視点
設問の条件と問われている用語・手順・役割の関係を整理し、対象、前提、目的、適用範囲が設問の場面と整合しているかを落ち着いて確認します。特定の語句だけで決めず、条件との対応を一貫して見ることが大切です。
この問題で問われていること
選択肢を読むときは、用語や手順の暗記量ではなく、設問が示す条件の下で何を説明・実行・担当するものかという対応関係に一つだけ注目してください。表現の似ている点ではなく、条件との結び付きが保たれているかを見ます。
視点
判断するときは、設問の条件から対象となる場面と求められる役割を切り分け、各選択肢が同じ対象・目的・前提を扱っているかを比較します。
確認ポイント
- 設問が指定する対象と場面を読み取れているか
- 問われる用語・手順・役割の目的を条件に照らしているか
- 選択肢の表現ではなく条件との対応関係で整理できているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
各工程の生産性はステップ/人月で示されるため、1ステップ当たりの所要人月に直して連続工程分を合算する。その合計を再び生産性の単位へ戻すと、全体の式が得られる。
理由
X、Y、Zの単位はいずれもステップ/人月です。1ステップ当たりの所要人月はそれぞれ1/X人月/ステップ、1/Y人月/ステップ、1/Z人月/ステップとなる。連続する三工程の総所要人月は1/X+1/Y+1/Z人月/ステップであり、全体の生産性は1ステップをこの総所要人月で割った1/(1/X+1/Y+1/Z)ステップ/人月となる。
比較
生産性を単純に足すと、工程ごとの成果量を別々に合算することになり、同じ成果物が全工程を通過する状況を表せない。また、3で割る算術平均も連続工程の所要人月を反映しない。逆数は1ステップ当たりの工数を示すため、まずそれを合算し、最後に生産性へ戻す。
選択肢ア
これは不正解だよ。X、Y、Zはそれぞれ異なる工程の「ステップ/人月」であり、工程を順に通す全体の生産性を単純加算する量ではない。加算すべきなのは、同じ1ステップに要する各工程の人月であるため、単位と合算対象が合わない。
選択肢イ
これは不正解だよ。三つの生産性を足して3で割る算術平均は、各工程の作業量や人月が同じ条件で単純平均できる場合の考え方である。この設問では連続工程の全体性能を求めるため、各工程の所要人月を積み上げる必要があり、算術平均にはならない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。1/X、1/Y、1/Zは、それぞれ1ステップ当たりに必要な人月を表す。したがって三つを加えた値は全体の生産性ではなく、1ステップ当たりの総所要人月であり、生産性を表すにはその値を分母に置いて単位を反転する必要がある。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。X、Y、Zの単位はステップ/人月なので、1/X、1/Y、1/Zは1ステップ当たりの設計・製造・試験の人月になる。連続する工程ではこれらを加え、1ステップをその総人月で割るため、全体の単位はステップ/人月となり、この式になる。
学習のポイント
生産性の逆数を工数として扱い、連続工程では工数を合算する考え方を身につける。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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