SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問12

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

JIS Q 20000-1におけるサービス継続及び可用性管理プロセスで行う活動はどれか。

選択肢

  1. ア
    インシデント及び問題の影響を識別し,これを最小限に抑える,又は回避するための手順を採用する。
  2. イ
    サービス全体の可用性などの要求事項を,事業計画,SLA及びリスクを考慮して特定する。
  3. ウ
    サービスの容量・能力を監視し,サービスのパフォーマンスを調整して,かつ,適切な容量・能力を提供するための方法,手順及び技法を明確にする。
  4. エ
    提供する個々のサービスを定義し,これに合意して,かつ,文書化する。
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条件との対応関係を一つ確認

設問で示された条件と、各選択肢が説明する用語・手順・役割の対応だけに注目し、表面的な語句の一致ではなく、問われている観点と説明の範囲がずれていないかを丁寧に確かめましょう。

この問題で問われていること

まず設問の条件から、何の役割や手順を確認する問いなのかという評価軸を一つ定め、その軸に照らして各選択肢の説明が同じ対象を扱い、条件に直接対応しているかだけを比較してください。

視点

用語や手順を判断するときは、設問中の条件を手掛かりに、対象・目的・適用範囲の対応を整理します。定義を暗記した印象だけで決めず、問われた観点との整合性を確認することが重要です。

確認ポイント

  • 設問が確認させようとしている役割・手順・用語の観点を一つに絞る
  • 示された条件が、選択肢の説明対象と同じ範囲に対応しているか確認する
  • 語句の印象ではなく、条件と説明の関係が問いの観点に沿っているか見直す
正解と解説を見る

正解

イ

解説

サービス継続及び可用性管理では、事業計画、SLA、リスクを考慮し、サービス全体の可用性などに関する要求事項を特定します。

理由

サービス全体の可用性などの要求事項を、事業計画、SLA及びリスクを考慮して特定する活動は、サービス継続及び可用性管理プロセスの目的に合致します。可用性を事業上の条件や合意事項と結び付けて扱う点が重要です。

比較

インシデントや問題の影響を抑える手順は障害対応、容量・能力の監視や調整は容量管理、個々のサービスの定義・合意・文書化はサービス内容や合意事項の整備に関する活動です。

選択肢ア

これは不正解だよ。インシデント及び問題の影響を識別し、影響を最小限に抑えたり回避したりする手順の採用は、障害への対応や問題管理に関する活動である。サービス継続及び可用性に関する要求事項を特定する活動とは対象が異なる。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。サービス全体の可用性などの要求事項を、事業計画、SLA及びリスクを考慮して特定することは、サービス継続及び可用性管理プロセスで扱う活動に該当する。事業上の条件と合意事項を踏まえる点が重要である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。サービスの容量・能力を監視し、パフォーマンスを調整し、適切な容量・能力を提供する方法などを明確にする活動は、容量・能力の管理に当たる。設問が問う活動とは管理対象が異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。提供する個々のサービスを定義し、合意し、文書化する活動は、サービス内容や合意事項を整備する活動に当たる。可用性などの要求事項を事業計画、SLA及びリスクから特定する活動そのものではない。

学習のポイント

可用性管理と、障害対応・容量管理・サービス定義の役割を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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