SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システムが障害によって停止したときに行う,システム再開の方法の一つであるウォームスタートの説明はどれか。

選択肢

  1. ア
    システムの再立上げの過程で,システム停止時に処理中であったジョブのうち,処理の継続が可能なものは処理を再開させ,入出力キューに残っているものは,そのまま処理の対象とする。
  2. イ
    システムの初期化のために,イニシャルプログラムローダによってコンフィギュレーション情報を主記憶装置上に展開する。
  3. ウ
    システムの停止で処理が中断したジョブについて,それまでに採取されたチェックポイント情報によって回復作業を実施する。
  4. エ
    ジャーナルファイルに記録されているデータを使用して,ファイルを障害発生以前の状態に戻す。
解き方のヒントを見る

条件と役割の照合ポイント

設問の条件を一つずつ読み、問われている用語・手順・役割が、どの条件に対応しているかを丁寧に整理しましょう。名称の印象だけで決めず、条件との関係に注目してください。

この問題で問われていること

確認の中心は、選択肢が示す内容と、設問で指定された条件との対応関係です。目的、対象、順序、制約などを同じ基準で見比べ、意味がずれていないかを十分に確かめましょう。

視点

用語や手順を判断するときは、言葉の定義を単独で思い出すのではなく、設問が置く状況の中で果たす役割を切り分けて考えます。条件との対応を一つずつ確認すると、判断の根拠を整理できます。

確認ポイント

  • 設問が指定する目的や対象を先に拾う
  • 問われる役割と条件の対応を一つに絞って確認する
  • 名称の印象ではなく、文脈上の関係が整合するかを見る
正解と解説を見る

正解

ア

解説

ウォームスタートは、障害停止後の再立上げで、停止時に処理中だったジョブや入出力待ちの処理を可能な範囲で引き継ぎ、処理を再開する方式です。したがってアが該当する。

理由

ウォームスタートでは、システム停止時点の処理状況を利用し、継続可能なジョブを再開したり、入出力キューに残る処理を再び対象にしたりする。停止前の状態を一定範囲で引き継ぐ点が特徴です。

比較

イは初期化情報を主記憶に展開する処理、ウはチェックポイントを用いたジョブ回復、エはジャーナルを用いたファイル状態の復旧を説明している。いずれもウォームスタートそのものの説明ではありません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。障害による停止後の再立上げで、停止時に処理中だったジョブのうち継続可能なものを再開し、入出力キューに残った処理も対象にする説明は、停止前の処理状態を引き継いで再開するウォームスタートの特徴と一致している。

選択肢イ

これは不正解だよ。イは、イニシャルプログラムローダを使ってコンフィギュレーション情報を主記憶装置へ展開する、システム初期化の説明である。これは再立上げ時に停止前の処理を引き継ぐウォームスタートの説明ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ウは、処理中断時点までに採取されたチェックポイント情報を使ってジョブを回復する方法を説明している。チェックポイントから処理を戻す回復方式であり、停止時の処理を引き継いで再開するウォームスタートとは区別される。

選択肢エ

これは不正解だよ。エは、ジャーナルファイルに記録されたデータを利用して、ファイルを障害発生前の状態へ戻す処理を説明している。これはファイルの復旧に関する方法であり、システム再立上げ時のジョブ処理再開を示すものではない。

学習のポイント

再開処理、初期化、チェックポイント回復、ジャーナルによる復旧を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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