SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア悪意によるデータの改ざんを防ぐ。
- イコンピュータウイルスによるデータの破壊を防ぐ。
- ウ災害発生時にシステムが長時間停止するのを防ぐ。
- エ操作ミスによるデータの削除を防ぐ。
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条件と役割を照らす確認手順
設問の条件を一つずつ読み、問われている用語・手順・役割が、どの場面で何を確認するためのものかを整理しましょう。名称の印象だけで判断せず、条件との対応関係に注目することが大切です。
この問題で問われていること
今回の確認では、選択肢の説明が設問中の条件や目的とどのように結び付いているかという一点に絞ります。対象の役割、前提、期待される結果を同じ基準で見比べてください。
視点
用語や手順を考えるときは、まず設問が置いている状況と目的を整理し、その後で各説明がどの条件に対応しているかを確認します。意味の近さだけでなく、役割の範囲や前提の違いにも目を向けると、判断の軸を保ちやすくなります。
確認ポイント
- 設問が示す条件と、確認対象の役割を対応させる
- 判断の前提や目的が途中で変わっていないかを見る
- 説明の表面的な印象ではなく、条件との関係を確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
レプリケーションは、データやシステムを複数の場所に複製して冗長化する仕組みです。主な目的は、ある場所で障害が発生しても別の複製先を利用できるようにし、サービスの停止を短くすることにある。
理由
レプリケーションでは、同じデータやシステムを別の場所に複製して保持する。主系のシステムや保存場所が利用できなくなった場合でも、複製先へ切り替えることで、サービスの長時間停止を避けやすくなる。
比較
一方、改ざんやウイルス感染、操作ミスによる削除そのものを防ぐには、アクセス制御、マルウェア対策、バックアップや世代管理などが必要です。複製だけでは、誤った変更まで複製される可能性がある。
選択肢ア
これは不正解だよ。レプリケーションはデータやシステムの複製を別の場所などに保持し、障害時の継続利用や復旧を支える対策である。悪意によるデータの改ざんそのものを防止するには、アクセス制御、認証、改ざん検知などが必要で、複製だけでは防げない。
選択肢イ
これは不正解だよ。コンピュータウイルスによるデータの破壊を防ぐには、ウイルス対策ソフトや感染防止策、アクセス制御などが必要である。感染後のデータがそのまま複製されれば、破壊や不正変更の影響も複製先へ及ぶ可能性がある。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。レプリケーションはデータやシステムを複数の場所に保持して冗長化する仕組みである。災害などで主たるシステムが利用できなくなっても、別の複製先へ切り替えられるため、システムが長時間停止することを防ぎやすい。
選択肢エ
これは不正解だよ。操作ミスによるデータ削除を直接防ぐには、権限管理、削除確認、バックアップ、世代管理などの対策が必要である。レプリケーションは削除前の状態を必ず保護する仕組みではなく、削除が複製先にも反映される場合がある。
学習のポイント
レプリケーションは、改ざんや削除を直接防ぐ対策ではなく、障害時の継続利用や復旧を支える対策として理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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