SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア規定された要件と制約に沿って,サービスを運用に移行し,確実に稼働させることである。
- イサービスの効率,有効性,費用対効果の観点で運用状況を継続的に測定し,改善していくことである。
- ウサービスの内容を具体的に決めることである。
- エ戦略的資産として,どのようにサービスマネジメントを設計,開発,導入するかについての手引を提供することである。
解き方のヒントを見る
条件と役割を照合する視点
設問の条件を一つずつ拾い、問われている用語・手順・役割がその条件の中で何を担うものかを整理して、説明の対象と前提の対応を確かめましょう。表面的な語感だけで判断せず、条件との関係に注目します。
この問題で問われていること
今回の確認では、選択肢の細部を覚えているかではなく、設問に示された条件と、問われている対象の役割が同じ観点で結び付いているかを一つだけ丁寧に照合します。まずはそこに集中しましょう。
視点
判断するときは、設問に置かれた条件を基準に、対象の役割・目的・適用される場面のつながりを整理します。個別の知識をそのまま当てはめず、条件との対応が崩れていないかを確認することが大切です。
確認ポイント
- 設問中で明示された条件と前提を、判断の中心となる観点に分けて読む
- 問われている対象が担う役割を、目的・対象・場面の関係から捉える
- 説明全体が条件と役割の対応を保ち、余分な前提を置いていないか確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
サービストランジションは、設計されたサービスを規定の要件や制約に沿って運用環境へ移行し、要求された品質で安定して稼働させるための活動を担います。
理由
サービストランジションは、サービスを運用へ移行する際の計画、構築、テスト、展開などを管理し、変更による影響を抑えながら確実に稼働させることを目的とします。
比較
運用状況の継続的な測定と改善は継続的サービス改善、サービス内容の具体化はサービス設計、サービスマネジメントの方向性や手引の提供はサービス戦略に関係します。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。サービストランジションは、決められた要件や制約を満たすようにサービスを運用環境へ移行し、移行後に確実かつ安定して稼働できる状態にする活動である。設問の説明はこの目的に一致する。
選択肢イ
これは不正解だよ。効率、有効性、費用対効果などの観点から運用状況を継続的に測定し、改善する説明は、サービス移行ではなく継続的サービス改善の活動を表している。移行して稼働させる役割とは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。サービスの内容を具体的に決めることは、利用者の要求やサービス要件を整理し、提供するサービスを設計する段階に関係する。既に定められたサービスを運用へ移すサービストランジションの説明ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。サービスマネジメントを戦略的資産として捉え、設計、開発、導入の方向性を示す手引を提供する説明は、サービス戦略の役割に該当する。運用環境への移行と安定稼働を扱う説明とは異なる。
学習のポイント
ITILのライフサイクル段階ごとの目的を比較して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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