SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成23年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システムが障害によって停止したときに行う,システム再開の方法の一つであるウォームスタートの説明はどれか。

選択肢

  1. ア
    システムの再立上げの過程で,システム停止時に処理中であったジョブのうち,処理の続行が可能なものは処理を再開させ,入出力キューに残っているものは,そのまま処理の対象とする。
  2. イ
    システムの初期化のために,イニシャルプログラムローダによってコンフィギュレーション情報を主記憶装置上に展開する。
  3. ウ
    システムの停止で処理が中断したジョブについて,それまでに採取されたチェックポイント情報によって回復作業を実施する。
  4. エ
    ジャーナルファイルに記録されているデータを使用して,ファイルを障害発生以前の状態に戻す。
解き方のヒントを見る

条件と役割の対応を確かめる

設問の条件を一つずつ読み、問われている用語・手順・役割が、どの条件に対応する観点なのかを整理しましょう。名称の印象だけで決めず、条件との関係に注目して確認します。

この問題で問われていること

今回の確認では、選択肢の内容そのものを覚えているかではなく、問題文の条件と、問われている対象の役割が同じ観点で結び付いているかを一つに絞って見直すことだけです。

視点

用語や手順を単独で捉えず、設問内の条件と、そこで果たす役割との対応関係を整理します。

確認ポイント

  • 問題文で示された条件を一つに絞って確認する
  • 問われている対象が担う役割を短く言い換える
  • 条件と役割が同じ観点で結び付くか見直す
正解と解説を見る

正解

ア

解説

ウォームスタートは、障害による停止後、停止時点で処理中だったジョブや入出力待ちの処理を考慮し、可能な処理を引き継いでシステムを再開する方式です。したがって、該当する説明はアです。

理由

ウォームスタートでは、システム停止時に処理中だったジョブのうち続行可能なものを再開し、入出力キューに残った処理も引き続き処理対象とします。停止前の処理状況を活用する点が特徴です。

比較

イは初期化時の構成情報展開、ウはチェックポイントを用いた回復、エはジャーナルを用いたファイル復元の説明です。いずれもウォームスタートそのものの説明ではありません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。ウォームスタートでは、システム停止時に処理中だったジョブをすべて最初からやり直すのではなく、処理を続行できるものを再開します。また、入出力キューに残った処理も処理対象として扱うため、障害前の状態を引き継いで再立上げする説明になっています。

選択肢イ

これは不正解だよ。イは、イニシャルプログラムローダを使ってコンフィギュレーション情報を主記憶装置へ展開する初期化処理の説明です。これはシステム起動時の基本的な準備であり、障害停止時に処理中のジョブを引き継ぐウォームスタートの説明とは異なります。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ウは、処理中断前に取得したチェックポイント情報を利用して、ジョブを保存地点から回復する方式の説明です。チェックポイント回復は特定の保存情報に基づく復旧であり、停止時のジョブやキューを引き継いで再開するウォームスタートとは異なります。

選択肢エ

これは不正解だよ。エは、ジャーナルファイルに記録された更新履歴などを利用し、ファイルを障害発生以前の状態へ戻す処理を示しています。これはファイル回復の方法であり、システム停止時のジョブ処理を継続するウォームスタートの説明ではありません。

学習のポイント

ウォームスタートと、初期化・チェックポイント回復・ジャーナル復元の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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