SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成23年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問5

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

RAIDにおいて,信頼性向上ではなく,性能向上だけを目的としたものはどれか。

選択肢

  1. ア
    RAID0
  2. イ
    RAID1
  3. ウ
    RAID3
  4. エ
    RAID5
解き方のヒントを見る

条件と役割の対応を整理する

設問で問われる用語や手順を、周囲の条件と結び付けて読むための一般的な確認方法です。名称の印象だけで決めず、要求される目的・対象・前提の関係を一つずつ照合します。

この問題で問われていること

判断の中心は、問われた内容が問題文の条件のどれと対応しているかを見極めることです。実行主体、対象、目的、制約の関係を整理し、説明の範囲が条件から外れていないかを確認します。

視点

用語や手順は単独で覚えるのではなく、設問内で示された条件とどのような関係に置かれているかを整理します。説明の対象と前提を分け、問われている範囲との対応を確認しましょう。

確認ポイント

  • 問われている内容と、条件のどの部分が結び付いているか確認する
  • 説明の対象や前提が、設問で扱われる範囲と一致しているか確認する
  • 名称の印象ではなく、条件との対応関係を根拠として整理する
正解と解説を見る

正解

ア

解説

RAID0はデータを複数のディスクに分散して格納し、並列に読み書きすることで性能を高めます。一方、データの複製やパリティを持たないため、信頼性を高める機能はありません。

理由

RAID0はストライピングによってデータを複数のディスクへ分散し、読み書きを並列化します。冗長データを持たないため、ディスク故障に備えた信頼性向上ではなく、性能向上を目的とする方式です。

比較

RAID1はデータを複製して保存し、RAID3とRAID5はパリティなどの冗長情報を用いて故障時の復旧性を高めます。これらは性能面の効果もありますが、信頼性向上の仕組みを備えています。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。RAID0はストライピングによってデータを複数ディスクへ分散し、読み書きを並列化して性能を高めます。一方で、複製やパリティを持たず、ディスク故障に対する冗長性はないため、信頼性向上を目的としない方式です。

選択肢イ

これは不正解だよ。RAID1は同じデータを複数のディスクに保存するミラーリング方式です。読み出し性能を高められる場合はありますが、片方のディスクが故障してもデータを保てるようにする信頼性向上が主要な目的に含まれます。

選択肢ウ

これは不正解だよ。RAID3はデータを分散して格納し、専用ディスクにパリティを保存する方式です。複数ディスクを使った処理性能への効果に加え、故障したディスクのデータを復元できる冗長性を備えています。

選択肢エ

これは不正解だよ。RAID5はデータとパリティを複数のディスクへ分散して保存します。アクセス性能を高める側面はありますが、パリティによって一台のディスク故障時にも復旧できるため、信頼性向上を目的とする方式です。

学習のポイント

ストライピング、ミラーリング、パリティの役割を整理し、性能と信頼性の違いを理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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