SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ
平成22年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア実質的な削減金額
- イ実質的な超過金額
- ウ進捗の遅延日数
- エ進捗の遅れを金額で表した値
解き方のヒントを見る
条件に沿って役割を整理する
まず設問が示す目的や前提を読み取り、問われている用語・手順・役割が、どの場面で何を確認するためのものかを整理しましょう。名称の印象だけで判断せず、条件との対応関係に注目することが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、各候補を覚えているかではなく、設問の条件と、問われている対象の目的・担当範囲・使われる場面が整合しているかを一つの観点として丁寧に確認してください。
視点
用語や手順を検討するときは、対象が担う目的と、設問の前提の間に対応があるかを整理します。似た概念を細かな印象で区別する前に、条件が示す役割との関係を落ち着いて確認しましょう。
確認ポイント
- 設問が示す条件のうち、対象の役割を判断する手掛かりは何か。
- 問われている対象の目的を、設問の状況に照らして説明できるか。
- 名称や連想ではなく、条件と役割の対応に基づいて考えられているか。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
Aは、現在時点におけるプランドバリュー(PV)とアーンドバリュー(EV)の縦方向の差を示している。縦軸は金額なので、進捗の遅れを金額で表した値となる。
理由
図のAは、現在時点でのPVとEVの差です。PVは計画上の出来高、EVは実際に達成した出来高を金額で表すため、Aも金額単位で表される。
比較
ACは実際に発生したコストを示す曲線であり、Aそのものではありません。また、Aは横軸上の時間差を日数で示すものではなく、計画より遅れている進捗を金額尺度に置き換えた差です。
選択肢ア
これは不正解だよ。Aは、PVとEVの現在時点の差を示す縦方向の間隔であり、計画より進んでいない分を金額尺度で表したものです。費用が削減された金額を示す図ではないので、実質的な削減金額とはいえません。
選択肢イ
これは不正解だよ。実コストACは別の曲線で示されていますが、Aの両端はPVとEVの曲線上にあります。したがってAは実際に支出した費用の超過額ではなく、計画価値と出来高の差を金額で表した値です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。図のAは現在位置で上下に測る差なので、横軸に沿って日数を読む量ではありません。時間的な遅れを表すとしても、この図ではその遅れを縦軸の金額尺度へ置き換えて示しています。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。現在時点で、計画どおりに進んだ場合のPVと、実際に達成した作業価値を表すEVとの間に縦方向の差Aがあります。縦軸は金額なので、Aは進捗の遅れを金額で表した値です。
学習のポイント
PV・EV・ACの関係と、スケジュール差異を金額で読む考え方を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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