SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ミッションクリティカルシステムの意味として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    OSなどのように,業務システムを稼働させる上で必要不可欠なシステム
  2. イ
    システム運用条件が,性能の限界に近い状態の下で稼働するシステム
  3. ウ
    障害が起きると,企業活動に重大な影響を及ぼすシステム
  4. エ
    先行して試験導入され,成功すると本格的に導入されるシステム
解き方のヒントを見る

条件に沿って役割を見極める視点

選択肢の言い回しだけで判断せず、設問が置いている条件と、問われている用語・手順・役割の関係を整理し、各候補が何を説明しようとしているかを落ち着いて照合しましょう。まずは全体の目的とのつながりを確認します。

この問題で問われていること

今回の確認では、細かな暗記や印象ではなく、設問の条件が示す目的と、選択肢が担おうとしている役割の対応関係に焦点を絞り、説明の範囲が合っているかを見ます。特に条件との結び付きを一つずつ確認してください。

視点

用語や手順を検討するときは、名称の似ている部分に引きずられず、設問内の条件が何を求めるために置かれているかを捉えます。そのうえで、各説明が対象の役割・目的・適用範囲のどこに関係するかを整理し、説明の軸がずれていないかを確認します。

確認ポイント

  • 設問の条件が示す目的を一文で整理する
  • 問われている対象の役割や範囲を確認する
  • 説明の中心が条件と同じ観点にあるか照合する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

ミッションクリティカルシステムとは,停止や障害が発生したときに企業活動へ重大な影響が及ぶため,業務上の重要度が高いシステムを指します。

理由

正答はウ。ミッションクリティカルシステムは,障害が発生した場合に企業活動へ重大な影響を及ぼすシステムを意味します。したがって,判断の中心はシステムの導入方法や性能条件ではなく,障害時の影響の大きさです。

比較

アは必要不可欠な基盤という説明,イは性能限界に近い運用条件,エは試験導入後に本格導入する進め方を示している。いずれも障害発生時の企業活動への影響という定義とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。OSなどが業務システムの稼働に必要不可欠という説明は,基盤ソフトウェアや構成要素としての重要性を述べたものです。ミッションクリティカルは,単に必要不可欠かどうかではなく,障害時に企業活動へ重大な影響が及ぶかという観点で定義されます。

選択肢イ

これは不正解だよ。性能限界に近い条件で稼働することは,負荷や性能余裕に関する特徴であり,ミッションクリティカルの意味そのものではありません。重要なのは運用条件の厳しさではなく,障害が発生した際の業務・企業活動への影響です。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。ミッションクリティカルシステムは,障害や停止が起きた場合に企業活動へ重大な影響を及ぼすシステムを指します。設問の説明はこの定義と一致しており,企業活動に対する影響の大きさを適切に捉えています。

選択肢エ

これは不正解だよ。先行して試験導入し,評価後に本格導入するという説明は,試行導入やパイロット運用の進め方を表しています。導入手順の特徴であって,障害発生時の企業活動への影響を表すミッションクリティカルの定義とは異なります。

学習のポイント

ミッションクリティカルの定義と類似概念の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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