SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問8

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

レプリケーションが有効な対策となるものはどれか。

選択肢

  1. ア
    悪意によるデータの改ざんを防ぐ。
  2. イ
    コンピュータウイルスによるデータの破壊を防ぐ。
  3. ウ
    災害発生時にシステムが長時間停止するのを防ぐ。
  4. エ
    操作ミスによるデータの削除を防ぐ。
解き方のヒントを見る

条件に照らして役割を見極める

まず設問の条件から、何を確認する場面なのかを整理し、用語や手順の名称そのものではなく、問われている役割と判断の軸に注目しましょう。各選択肢は同じ観点で読み、条件との関係が説明できるかを落ち着いて確かめます。

この問題で問われていること

この問題では、示された条件が、対象の目的・役割・扱う場面のどれを確認させているかという一点に絞って読み、表面的な語句の一致だけで慎重に判断しないことが重要です。

視点

設問を読むときは、条件から判断対象の範囲と評価の観点を切り分け、各候補がその観点にどう関係するかを自分の言葉で整理します。

確認ポイント

  • 設問の条件が示す判断の目的を一文で言い換えられるか
  • 問われている役割と、周辺的な情報を区別できているか
  • 各候補を同じ判断の観点に当てはめて説明できるか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

レプリケーションは、データやシステムを複数の装置・場所に複製して保持し、主系が災害などで利用できなくなった場合にも複製先へ切り替えやすくする仕組みです。したがって、システムの長時間停止を防ぐ対策として有効であり、正答はウです。

理由

レプリケーションでは、同じデータや処理環境を別の装置や場所にも用意する。災害で主系が停止しても複製先を利用できるため、復旧や切替えを進めやすくなり、サービス停止時間の短縮につながる。

比較

一方、悪意のある改ざん、ウイルスによる破壊、操作ミスによる削除を直接防ぐ仕組みではありません。これらにはアクセス制御、ウイルス対策、バックアップや権限管理など、別の対策が必要になる。

選択肢ア

これは不正解だよ。レプリケーションはデータを別の装置や場所へ複製して保持する仕組みであり、複製元のデータが悪意で改ざんされること自体を防止する機能ではない。改ざん対策にはアクセス制御や改ざん検知などが必要で、設問の効果とは異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。レプリケーションはデータを複数の場所に保持するため、ウイルスの侵入や感染、破壊操作そのものを止める対策ではない。感染や破壊が複製対象に及べば、同じ状態が複製先へ反映される可能性もあり、設問の目的には合致しない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。レプリケーションによってデータやシステムを別の装置・場所にも用意しておけば、災害で主系が利用できなくなった場合に複製先へ切り替えやすい。これにより、サービスが長時間停止するリスクを抑えられる。

選択肢エ

これは不正解だよ。レプリケーションは操作ミスによる削除操作を無効にしたり、削除前の状態を自動的に保護したりする仕組みではない。削除が複製先にも反映される場合があるため、誤操作対策にはバックアップや権限管理などを用いる。

学習のポイント

レプリケーションの目的である可用性向上と、改ざん・ウイルス・誤操作への対策との違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針