SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問1

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

JIS Q 20000-1において,供給者管理に求められるものはどれか。

選択肢

  1. ア
    供給者管理における変更は,変更管理プロセスではなく,供給者管理プロセスに従う。
  2. イ
    供給者は,供給者管理プロセスへの適合を実証する。
  3. ウ
    サービス提供者は,供給者管理プロセスを文書化する。
  4. エ
    重要な契約についてのレビューを少なくとも3年に1回実施する。
解き方のヒントを見る

条件と役割の対応を確認する

設問の条件と、問われている用語・手順・役割がどのような関係にあるかを丁寧に読み取り、表面的な語句ではなく、文脈上の役割に注目して整理しましょう。判断の軸を一つに保つことが大切です。

この問題で問われていること

一つの観点として、設問中の条件が示す目的や役割と、各候補が説明している対象の対応だけを確認し、知識の連想や見覚えに引きずられず、文章の関係性を確かめてください。

視点

用語や手順を考えるときは、まず設問が示す状況の目的を読み取り、その目的に関係する役割がどの部分に現れているかを整理します。名称の印象より、条件との結び付きに注目しましょう。

確認ポイント

  • 設問の条件が示す目的を一文で整理できるか
  • 問われている対象の役割を条件と結び付けて読めるか
  • 語句の印象ではなく文章全体の関係に注目できているか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

正しいのはウです。供給者管理については、サービス提供者が自らの管理プロセスとして文書化することが求められる。ほかの選択肢は、変更管理との関係、適合実証の主体、契約レビューの周期を誤っている。

理由

供給者管理では、サービス提供者が供給者との関係を管理するためのプロセスを文書化する。したがって、サービス提供者の文書化を求めるウが要求事項に合う。

比較

アは変更管理との関係を逆にし、イは適合実証を供給者に求める点が不適切です。エも重要契約のレビュー周期を一律に3年に1回と定めており、設問の要求事項と一致しない。

選択肢ア

これは不正解だよ。供給者管理における変更を、変更管理プロセスではなく供給者管理プロセスに従わせるとしており、二つのプロセスの関係を逆にしている。供給者管理に関する変更は、変更管理の枠組みで扱うため、この記述は要求事項に合わない。

選択肢イ

これは不正解だよ。供給者が供給者管理プロセスへの適合を実証するとしているが、設問で求められているのはサービス提供者が供給者管理プロセスを整備・文書化することである。主体を供給者に置き換えているため、正しい要求事項を表していない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。供給者との関係を管理するサービス提供者は、供給者管理プロセスを文書化する。誰が管理の仕組みを整備するのかという主体と、文書化の対象であるプロセスが一致しており、JIS Q 20000-1における供給者管理の要求に合致する。

選択肢エ

これは不正解だよ。重要な契約のレビューを少なくとも3年に1回実施すると、レビュー周期を一律の数値で定めている。しかし、設問の供給者管理に関する要求事項はそのような3年周期を示しておらず、根拠のない条件を付加しているため誤りである。

学習のポイント

主体、プロセス間の関係、レビュー周期を切り分けて読む力

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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