SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成21年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ITサービスマネジメントのプロセスの一つである構成管理を導入することによって得られるメリットはどれか。

選択肢

  1. ア
    IT資産の情報を正確に把握することによって,ほかのプロセスの確実な実施を支援できる。
  2. イ
    ITリソースに対する,現在の需要の把握と将来の需要の予測ができる。
  3. ウ
    緊急事態時でも最低限のITサービス基盤を提供することによって,事業の継続が可能になる。
  4. エ
    適正なコストで常に一定した品質でのITサービスが提供されるようになる。
解き方のヒントを見る

条件と役割の対応を確認する視点

設問で問われている用語・手順・役割を、周囲の条件や目的との関係から整理し、何を基準に照合すべきかを確認しましょう。表面的な語句だけで判断せず、条件との対応に注目し、まず焦点を一つに定めて考えます。

この問題で問われていること

判断の中心を、問われた内容と設問中の条件や目的との結び付きに一つだけ置き、提示された文脈に照らして、その関係を説明できるかを確認しましょう。複数の観点を混ぜずに考えます。

視点

問われた対象を単独で覚えているかではなく、設問の条件が示す目的や前提とどのような関係にあるかを整理する。まず条件を一つ選び、その条件が判断に必要な理由を考える。

確認ポイント

  • 設問の条件のうち、判断の軸にするものを一つに絞る
  • 問われた内容とその条件の関係を、自分の言葉で説明できるか確認する
  • 用語の印象ではなく、設問の目的に沿って関係が保たれているか見直す
正解と解説を見る

正解

ア

解説

構成管理は、IT資産やサービスを構成する要素の情報を正確に把握し、関係や状態を管理するプロセスです。その情報を基盤として、変更管理や障害対応など、ほかのプロセスを確実に実施しやすくします。

理由

構成管理では、IT資産などの構成要素を識別し、それらの情報や関係を正確に管理します。正しい構成情報があれば、変更の影響確認や障害発生時の状況把握など、ほかのITサービスマネジメントプロセスを確実に進める基盤になります。

比較

現在・将来のITリソース需要の把握は需要管理、緊急時に最低限のサービスを維持して事業を継続することはITサービス継続性管理、適正なコストと品質の維持はサービスレベル管理などに関係する目的です。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。構成管理は、IT資産やサービスを構成する要素の情報を正確に把握し、関係や状態を管理するプロセスです。その情報を利用することで、変更管理や障害対応など、ほかのプロセスを確実に実施するための基盤を整えられます。

選択肢イ

これは不正解だよ。ITリソースに対する現在の需要を把握し、将来の需要を予測することは、主に需要管理やキャパシティ管理に関する目的です。構成管理の中心は、資産や構成要素の情報を正確に維持することであり、需要予測そのものではありません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。緊急事態でも最低限のITサービス基盤を提供し、事業を継続できるようにすることは、ITサービス継続性管理の目的です。構成管理は、継続計画そのものではなく、サービスを構成する資産や要素の情報を管理します。

選択肢エ

これは不正解だよ。適正なコストで一定した品質のITサービスを提供することは、サービスレベル管理や財務管理などに関係する目的です。構成管理は、コストや品質を直接保証するプロセスではなく、IT資産と構成情報を正確に把握して管理活動を支援します。

学習のポイント

構成管理の目的と、需要・継続性・品質管理との役割分担を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針