SMITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ

平成21年度秋期 ITサービスマネージャ 午前Ⅱ 問4

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

エージェント機能を利用した運用監視の例はどれか。

選択肢

  1. ア
    WWWサーバやFTPサーバなどのサーバが正常に稼働しているかどうかを調べるために,実際にそのサービスを利用して確認する。
  2. イ
    監視対象機器内の監視プログラムがリソースの使用状況を監視し,しきい値を超えたら監視サーバに通知する。
  3. ウ
    監視対象機器に対して監視サーバから定期的にpingコマンドを発行し,機器の死活を監視する。
  4. エ
    メールサーバ上にウイルス対策ソフトを配置し,PCへのウイルス感染を防ぐ。
解き方のヒントを見る

条件を整理して役割を見極める

設問の条件と問われている役割を分けて読み、用語や手順がどの観点に対応するかを整理しましょう。表面的な語感ではなく、条件との関係に注目することが大切です。丁寧に見直します。

この問題で問われていること

まず、設問中の条件が示す目的・対象・場面のどれに関係するかを一つずつ整理し、問われた役割との対応を確認しましょう。説明の細部より、条件と役割の結び付きに焦点を置いて考えてください。

視点

用語や手順を判断するときは、名称の印象だけで決めず、設問が置く条件、対象、目的、期待される役割の関係を整理します。説明がどの観点を扱っているかを読み取り、設問の要求との対応を確認しましょう。

確認ポイント

  • 設問が示す条件のうち、判断の軸になるものを確認する
  • 問われている用語・手順・役割が何を説明するものか整理する
  • 条件と役割の対応が、文脈全体で一貫しているかを見直す
正解と解説を見る

正解

イ

解説

エージェント機能を利用した運用監視は、監視対象機器に常駐するプログラムが状態を確認し、条件に応じて監視サーバへ通知する方式です。

理由

監視対象機器内の監視プログラムがリソース使用状況を確認し、しきい値を超えた場合に監視サーバへ通知する構成は、対象側のエージェントが監視処理を担う典型例です。

比較

サービスへ実際に接続する確認やpingによる死活監視は、監視サーバ側から対象へ問い合わせる方式です。ウイルス対策ソフトの配置は、運用監視ではなく感染防止を目的とする。

選択肢ア

これは不正解だよ。WWWサーバやFTPサーバへ実際に接続して応答を確かめるのは、監視サーバ側からサービスを利用して状態を確認する方式である。監視対象機器内のプログラムが資源を監視して通知するエージェント機能の例ではない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。監視対象機器内の監視プログラムがCPUやメモリなどのリソース使用状況を自ら確認し、しきい値超過時に監視サーバへ通知している。対象側で動くエージェントが情報収集と通知を担うため、エージェント機能を利用した運用監視に該当する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。監視サーバから対象機器へ定期的にpingを発行して死活を確認するのは、サーバ側が能動的に問い合わせる監視である。対象機器内の監視プログラムがリソースを監視して通知する構成ではないため、エージェント機能の例とはいえない。

選択肢エ

これは不正解だよ。メールサーバ上にウイルス対策ソフトを置いてPCへの感染を防ぐ記述は、ウイルス対策の配置と防御に関する内容である。監視対象機器の状態を監視プログラムが収集し、監視サーバへ通知する運用監視の仕組みを示していない。

学習のポイント

エージェント方式と、監視サーバから問い合わせる方式の違いを理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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