SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ

平成24年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅰ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システム開発の見積方法の一つであるファンクションポイント法の説明として、 適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    開発規模が分かっていることを前提として、 工数と工期を見積もる方法である。 ビジネス分野に限らず、 全分野に適用可能である。
  2. イ
    過去に経験した類似のシステムについてのデータを基にして、 システムの相違点を調べ、 同じ部分については過去のデータを使い、 異なった部分は経験から規模と工数を見積もる方法である。
  3. ウ
    システムの機能を入出力データ数やファイル数などによって定量的に計測し、 複雑さとアプリケーションの特性による調整を行って、 システム規模を見積もる方法である。
  4. エ
    単位作業量の基準値を決めておき、 作業項目を単位作業項目まで分解し、 その積算で全体の作業量を見積もる方法である。
解き方のヒントを見る

午前I 問19:アンゾフの成長マトリクスを見分けよう

この問題は、会社が成長するための4つの作戦「市場浸透」「市場開拓」「新製品開発」「多角化」の違いを押さえる問題だよ。たとえば、今のお店で今の商品をもっと売るのが市場浸透、新しい地域のお客さんに今の商品を売るのが市場開拓、今のお客さんに新しい商品を出すのが新製品開発、まったく新しい市場に新しい商品で挑むのが多角化だよ。

この問題で問われていること

ポイントは、これはPPMではなくアンゾフの成長マトリクスの話だと気づけるかどうかだよ。PPMは事業を「花形」「金のなる木」などで整理する考え方だけど、この問題では「商品が既存か新規か」「市場が既存か新規か」で作戦を分けて考えよう。

Ansoff Matrix

Ansoff’s matrix classifies growth strategies by existing/new markets and products

existing/new market\nexisting/new product

確認ポイント

  • 市場成長率と相対シェアの枠組みではありません。
  • 市場と製品の新旧を使う。
  • アンゾフを選ぶ。
正解と解説を見る

正解

ウ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは不正解だよ。開発規模が分かっている前提で、そこから工数や工期を計算する方法の説明だよ。たとえば「荷物の量はもう分かっているから、必要なトラック台数と時間を出そう」という段階だね。ファンクションポイント法は、その前に入力・出力・ファイル数などからシステム規模そのものを見積もる方法だよ。

選択肢イ

これは不正解だよ。過去の似たシステムを参考にして「前の家のリフォームと似ているけど、今回は窓が多いから少し増やそう」みたいに見積もる方法の説明だよ。これは類推見積りの考え方で、ファンクションポイント法のように機能を数えて点数化する方法ではないよ。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。システムを「入力画面はいくつ?出力帳票はいくつ?使うデータのかたまりはいくつ?」みたいに、利用者から見える機能で数える方法だよ。引っ越し費用を部屋数や荷物の量で見積もる感じで、プログラムの行数ではなく機能の大きさから規模を見積もるので、ファンクションポイント法の説明になっているよ。

選択肢エ

これは不正解だよ。作業を細かく分けて、1個あたり何時間かを積み上げる方法の説明だよ。料理で「野菜を切る10分、炒める15分、盛り付け5分」と足していく感じだね。ファンクションポイント法は作業手順の積み上げではなく、入力・出力・ファイルなどの機能数から規模を見積もる方法だよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅰ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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