AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

令和4年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問17

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

AESの特徴はどれか。

選択肢

  1. ア
    鍵長によって,段数が決まる。
  2. イ
    段数は,6段以内の範囲で選択できる。
  3. ウ
    データの暗号化,復号,暗号化の順に3回繰り返す。
  4. エ
    同一の公開鍵を用いて暗号化を3回繰り返す。
解き方のヒントを見る

暗号方式を整理する視点

暗号方式の特徴を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、何を守るための仕組みか、どの比較軸で説明されているかを読み取り、設問の条件と対応づけて整理しましょう。さらに、説明の前提が途中で変わっていないかも確認します。

この問題で問われていること

一つの方式を単独で覚えるのではなく、方式の役割と、他の分類・用途・評価観点との違いがどのように示されているかに注目して、説明の整合性を確認しましょう。特定の語句だけで結論を急がないことが重要です。

視点

技術用語の説明を読む際は、まず対象が担う役割を捉え、その後に適用範囲、前提、評価の観点を切り分けます。表現の一部だけで決めず、設問全体の条件と矛盾しないかを確認することが大切です。

確認ポイント

  • 説明が扱う対象の役割と、比較の基準が対応しているか
  • 設問の条件を外して、一般論だけで判断していないか
  • 用語の印象ではなく、説明全体の前提と結論が整合しているか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

AESは共通鍵暗号方式であり、鍵長に応じて暗号化処理の段数が定められる。したがって、鍵長によって段数が決まるという説明がAESの特徴に合致する。

理由

AESは共通鍵暗号方式の一つで、鍵長の違いに応じて暗号化処理の段数が定められている。このため、鍵長によって段数が決まるという説明が正しい。

比較

他の選択肢は、段数を6段以内で選べるとしたり、暗号化と復号を特定回数繰り返すとしたり、公開鍵を使う方式として説明している。しかし、いずれもAESの特徴を正しく表していない。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。AESでは使用する鍵長に応じて暗号化処理の段数が定められる。鍵長と段数が対応するという記述は、AESの基本的な仕様を正しく表しており、設問の正答となる。

選択肢イ

これは不正解だよ。AESの段数は、利用者が6段以内の範囲から任意に選択する仕組みではない。鍵長に応じて仕様上の段数が定められるため、段数を自由に選べるという説明は誤りである。

選択肢ウ

これは不正解だよ。AESはデータの暗号化、復号、暗号化を順番に3回繰り返す方式ではない。この記述はAESの暗号処理の構造を正しく説明しておらず、鍵長と段数の関係にも触れていない。

選択肢エ

これは不正解だよ。AESは公開鍵を用いる暗号方式ではなく、暗号化と復号に共有した鍵を使う共通鍵暗号方式である。同一の公開鍵で暗号化を3回繰り返すという説明は、AESの特徴ではない。

学習のポイント

AESでは鍵長と暗号化処理の段数の対応を押さえることが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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