AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成30年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア各国の現存する安全マークに代わって,製品の安全性を保証している。
- イ対象となる機器に義務付けられた複数のEU指令のうち,いずれか一つの指令に適合していることを示している。
- ウ対象となる製品がEUの定める必須要求事項に適合していることを示している。
- エ日本のVCCIの取得によって代替できる。
解き方のヒントを見る
適合表示を読み解く視点入門
製品安全に関する表示を確認するときは、表示が示す対象と、その表示によって伝えられる範囲を切り分けて考えることが大切です。名称だけで判断せず、設問中の説明との対応に注目しましょう。
この問題で問われていること
この問題では、適合表示が製品そのものの性質、確認された範囲、利用者への案内のどれに関係する説明として扱われているかを整理し、表示の役割と説明文の対応だけを確認してください。
視点
表示を見たら、まず「何についての情報か」と「どの範囲を示す情報か」を分けて捉えます。さらに、設問の説明が表示の役割を述べているのか、別の安全情報を述べているのかを区別し、用語の印象ではなく関係性を確認します。
確認ポイント
- 表示が対象としているものは何か
- 表示から読み取れる情報の範囲はどこまでか
- 設問の説明は表示の役割と対応しているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
CEマークは、対象製品がEUの定める必須要求事項に適合していることを示します。各国の安全性を一律に保証する制度や、日本のVCCIで代替できる制度ではありません。
理由
CEマークは、対象となる製品がEUの定める必須要求事項に適合していることを示す表示です。したがって、製品の安全性だけに限定した保証表示ではなく、該当する要求事項への適合を表します。
比較
各国の既存安全マークを置き換えて安全性を保証するものではなく、複数のEU指令のうち一つだけへの適合を示すものでもない。また、日本のVCCI取得で代替することもできない。
選択肢ア
これは不正解だよ。CEマークは、各国にある既存の安全マークに代わって製品の安全性を保証する表示ではない。EUの必須要求事項への適合を示すものであり、各国の安全マークを一律に置き換えるという説明は誤っている。
選択肢イ
これは不正解だよ。対象機器に複数のEU指令が関係する場合、CEマークはそのうち任意の一つだけに適合すればよいことを示すものではない。いずれか一つの指令への適合という説明は、表示の意味を狭く誤って捉えている。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。CEマークは、対象となる製品がEUの定める必須要求事項に適合していることを示す。したがって、設問の「ヨーロッパで運用されているCEマーク」の説明として、適合対象を正しく表している。
選択肢エ
これは不正解だよ。日本のVCCIは、主に情報処理装置などの妨害波に関する国内の適合制度であり、EUのCEマークとは目的や制度が異なる。そのため、VCCIの取得によってCEマークを代替できるという説明は誤っている。
学習のポイント
CEマークの表示が示す適合対象と、他の安全・適合制度との違いを理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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