AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成30年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アSMSの効果的な運用及び管理のために,サービスマネジメントのプロセスを文書化する。
- イ資源の提供を確実にすることによって,トップマネジメントのコミットメントの証拠を提供する。
- ウ他の関係者が運用するプロセスを特定し,供給者がプロセスの一部を運用している場合は供給者を管理する。
- エ必要な力量がもてるようにサービス提供者の要員を教育・訓練する。
解き方のヒントを見る
資源運用管理を考える視点
資源運用管理の要求事項を整理するときは、組織の目的に照らして必要な資源を捉え、提供・維持・見直しの関係を確認しながら、管理の観点を段階的に整理していきます。
この問題で問われていること
問われている内容を読む際は、資源そのものの説明に偏らず、必要性の把握から配分、維持、評価、改善へ続く管理上のつながりに注目し、要求事項同士の関係を確認してください。
視点
資源運用管理を学ぶ際は、個別の手段や用語を暗記する前に、組織の目標達成に必要な資源をどのように把握し、適切な状態で利用できるよう支え、状況に応じて見直すかという一連の管理視点で整理します。
確認ポイント
- 組織の目的との関係を確認する
- 資源の管理段階を整理する
- 要求事項同士のつながりを比べる
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正解はエ。資源の運用管理に関する要求事項には、サービス提供者の要員が必要な力量をもてるよう教育・訓練することが含まれる。他の選択肢は文書化、トップマネジメントの責任、供給者を含むプロセス管理に関する内容です。
理由
資源の運用管理では、サービスを提供するために必要な人的資源の力量を確保することが重要になる。エは、サービス提供者の要員に必要な力量をもたせるため教育・訓練を行う内容であり、この要求事項に該当する。
比較
アはサービスマネジメントのプロセスを文書化する要求、イは資源の提供をトップマネジメントのコミットメントの証拠とする要求、ウは他の関係者や供給者が運用するプロセスの管理に関する要求です。いずれも資源の運用管理そのものを示していない。
選択肢ア
これは不正解だよ。サービスマネジメントのプロセスを文書化することは、SMSの効果的な運用や管理を支える文書化に関する要求である。資源を適切に運用するための要員教育や力量確保を直接示している選択肢ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。資源の提供を確実にすることは、トップマネジメントのコミットメントを示す証拠に関する記述である。資源の運用管理として要員の力量を確保する教育・訓練を求める内容とは、要求事項の位置付けが異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。他の関係者が運用するプロセスを特定し、供給者が一部を運用する場合に管理することは、外部の関係者や供給者が関与するプロセスの管理に関する要求である。資源の運用管理を直接述べたものではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。サービス提供者の要員が必要な力量をもてるよう教育・訓練することは、サービス提供に必要な人的資源を適切に確保・運用するための要求事項である。したがって、資源の運用管理に該当する。
学習のポイント
JIS Q 20000-1の一般要求事項を、文書化・責任・資源・供給者管理の区分で整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針